幸せになるための27のドレス
けっこう好きだった「プラダを着た悪魔」と同じスタッフだというのに魅かれて
借りた映画なのだが・・・・・・。
まず邦題がよくない。原題は「27DRESSES」
いつも思うのだが日本の配給会社はどうして
「幸せになるための」などと、余計なものをつけたがるのだろう。
アウトドア・ブランドの社長秘書として働くジェーンは、
ブライド・メイド(花嫁付添い人)に生き甲斐を感じ、
毎日、誰かの結婚式の準備に奔走している。
27のドレスというのはウエディングドレスのことではない。
アメリカの結婚式にはブライドメイドという花嫁付添人が数人
(たいていは姉妹か友人)いて
ブライドメイドはお揃いのドレスを着ているのだが
彼女のドレッサーにはその時に来た
ドレスがたくさん収容されているのだ。
これはラブコメディーなので、それらのドレスは
普通ではありえないような趣味の悪いものばかり。
また、エスニックなのもあり
日本人の結婚式に出席した時には
なんと着物であった。
ちなみに着物を着たときに
胸の前で両手を合わせるしぐさをした彼女。
やめてくれ~
それは日本の文化ではない。
(そういえばうちにアメリカ人の親戚の女性が来た時に
着物を着せてあげたら同じように前で
手を合わせるしぐさをしていたのを思い出した。
日本の文化責任者はアメリカ人をしっかり啓蒙する必要がある。)
それはともかく、地元の結婚式を取材する記者や、
ジェーンがひそかに憧れている彼女の社長や
わがままな妹などが出てきて
話はどんどん進んでいくのだが
ロマンチックコメディーなので
その行きつく先は誰でも予想できる展開だ。
しかしラブコメとはいえ、本人に断りなく取材、
それが新聞に写真付きで載るなんてありえない!
どう考えたって訴訟ものでしょ!
ずいぶん酷評してしまったが印象に残ったセリフとシーンもある。
結婚式でジェーンが一番好きなものは
父と一緒に入場する花嫁を見つめる花婿の表情だという。
実際、映画の終盤での
花嫁姿のジェーンを待つ花婿の表情を見て
本当にそうだよなと思った。
(ねたばれ?でも誰でも予想できるよね?)
8歳の時から花嫁になる日を夢見ていたというジェーン。
夢がかなってよかったね。
でも、本当のスタートはそこからなんだけどね~。
by arizonaroom | 2009-01-11 22:52 | 映画&TV&本 | Comments(2)
そうそう、肩が凝らないラブコメでしたね。
花ケーキさんもけっこう映画ご覧になっていますね。
今度おもしろい映画の情報くださいね~。