落し物

 私の留守中に警察署から電話があったと夫が言う。
どうやら私のSクリニックの診察カードが届いているらしい。

 診察カード?いつ落としたんだ????
まったく自覚がなかった私。

 よくわからないながらも
夫は一生懸命聞き取って
電話番号と落し物の預かり期限までメモしてくれていた。
印鑑を持って来いとも書いてある。
やればできるじゃん。

 しかし、まだ謎が残る。
 診察カードには我が家の電話番号は記入されていないはず。
警察はわざわざ電話番号を
調べてかけてきたてくれたのだろうか。


 後日、自転車をこいで警察署へ出向く。
隣の市なので、これがけっこう遠い。
30分くらいはかかったかな。

 落し物コーナーは建物のすみっこの方にあった。
「電話をいただいたのですが。」
「整理番号を教えてください。」

 「番号?ですか?(そんなものがあったのか)
 すみません、
 電話に出たのが外国人だもので
 ちょっとわからなかったみたいです。」

 「ではお名前と落とした物と、連絡がった日付を教えてください。」

 「日付」ですんなり出てきた。
まちがいなく私の診察カードである。

 でも、謎は解決しなければいけない。
署名と捺印をしながら
どこに落ちていたのか、
電話番号はなぜわかったのか聞いてみた。

 「R銀行内です。銀行がこちらに届け、
うちは診察カードのクリニックに電話をかけました。
お宅に電話したのは警察ではなくクリニックです。」

 あ~そうだったのか。
それなら納得。
クリニックだって、いくら警察だと電話で名乗られても
昨今はおいそれと個人情報を漏らしたりはしないだろう。
電話番号を教えるかわりに
クリニック自らが電話する選択をした。
妥当な判断である。

 それにしても、銀行も銀行だ。
ちょっと調べれば
私の口座があるのがわかるはずだから
わざわざ遠くの警察署に届けずに
うちに直接電話してくれればよかったのに。
ここなら歩いて10分の距離だったんだけど。

 夫は夫で変なところに感心している。
「診察カードなんて簡単に再発行できるのに
捨てたりせずにわざわざ警察で保管して連絡するんだね~。」


 ほんとだね。
ちなみにこのカード、プラスチックではなく
紙をラミネートしただけのもの。
それでも再発行は100円とのことである。







 

 
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by arizonaroom | 2010-06-08 22:56 | 日常&雑感 | Comments(0)