アメリカンアイドル
いよいよアメリカンアイドルも10週目に突入した。
アメリカンアイドルとはFOXのチャンネルの歌手のオーディション番組である。
かなり本格的な番組なのに
最初の頃の地方での予選の様子は、かなり笑える。
世の中には勘違いしている人がけっこういるのだ。
もちろんエンターティメント番組なので、
何万人の中からわざとひどい人を選んで映すのであろうが、
キーをすべて外しながら自信満々で歌い、
酷評を受ければ、カメラに向かって悪態をつく人々。
「私を落としたことをきっと後悔するわ。」など
日本人には考えられない自信過剰ぶりにも驚かされる。
中には予選を通過したのに犯罪を犯して逮捕されてしまった人もいた。
ここまでは娯楽。そして最終的に24人が選ばれてからが本当のショーが始まるのである。
毎週ステージで歌い、投票によって一人また一人と落伍していくのだ。
今日は10人まで絞られた。
ここまで来るともう信じられないくらいの実力の世界だ。
ちょっとしたオフキーが命取りになるのである。
興味深いのは回が進むにつれ、皆、歌もパフォーマンスも格段に上手になっていく。
昨日までの田舎のおねえちゃんが、垢抜けていく様を見るのも楽しい。
そして視聴者投票になっても、けっして人気投票にはならない
アメリカの実力社会には脱帽する。
日本だったら、最後は絶対歌唱力ではなく、かわいい子勝ちになるであろう。
もう一つすごいのは、出場者は常に完成されたパフォーマンスを要求されるということ。
審査員は「選曲を間違えたね。」などと冷たく言い放つ前に
原石を発見して自分で育てるなどということは考えたりはしないのだろうか。
この子にどんな曲が合うかを考えるのはプロデューサーの役目だと思うのだが。
あのピンクレディーにしてもスター誕生に出ていた時は
オーバーオールでフォーク調の歌を歌っていたのである。(たぶん)
ともあれ先週からは毎週テーマがあり、それに沿って歌を選曲しなければいけない。
ここまで来ると、単なる一視聴者である私も、どのパフォーマーにも親しみと愛着ができ
毎回誰かが落ちるたびに寂しくなってしまう。
落伍者は最後にもう一度歌を歌う機会が与えられる。
まるでスターのように去っていくラストは感動ものだ。
最終的な勝者が決定するのは5月末。
まだまだ私たちの楽しみは続く。
by arizonaroom | 2006-03-30 00:26 | 趣味 | Comments(2)
見てくれていたんですね。ありがとう。
セブ島に社員旅行なんていいですね。
どこの国ででも自国の放送が見られると思っているアメリカ人って
けっこう多いかも。
kotobukiさんの同僚の同情の仕方にも笑えました。
またいらしてくださいね~。