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マッチ

 アドベント(降誕節)も、いよいよ3週目に入り
世界中のキリスト教会では
礼拝時に信徒によるキャンドルに火をともすセレモニーが行われている。

 私が所属する教会では着火マンを使用しているが
教会によってはマッチを使用しているところも多い。

 先週、私たち夫婦が参列した教会では
マッチを使用していた。
この日本人女性はマッチを手前に擦って火を付け
手首を揺らして消火。

 それを見た夫は変だと言う。
マッチは外側に擦り、消すときは息を吹くのが普通だと。

 そういわれても
私はもうマッチなど何年も使用していなかったので
はて?どうやっていたかな?と思わず考え込んでしまった。

 調べてみると、擦り方についてはさまざまなのだが
はさみと同じように他人に向けて擦ってはいけないと
しつけられている日本人が多いようである。

 しかし、これは大変危険だから
人がいないかどうか確認した後
外側に擦るのが正しいというのもあった。

 はてさてどっち?

そうこうしていたら「正しい使い方はありません。火がつけば問題ありません。」
と書かれたサイトを発見。

 ま、確かにそうだ。
日本人は形式にこだわりすぎ?

 消し方についてだが、
息で消すためにはマッチの軸を口元まで持ってこなければいけない。
短い軸をどんどん上ってくる炎を見ていたら
悠長に移動などしていられない。
だから手首で消すというのも理にかなっていると思うのだけどな。

 今日はアメリカ人の男の子が手首を振って消していた。
夫は「あの子は日本で育ったのに違いない。
あれはアメリカの文化の消し方ではない。」

 ・・・もしかしたら文化ではなく、世代の差では?

by arizonaroom | 2010-12-12 22:33 | 異文化 | Comments(0)