日本語学習CD
外国語学習ツールのロゼッタストーンの
津軽りんごのおばさんのCMは強烈であった。
典型的な農家のおばさんが青森弁で
「嫁さ来た16の時からりんごを作ってる。」と始まり
「でも最近はブラジルからも注文が来る。」と続き
そこに突然電話が入る。
「モスモス」と電話に出るおばさん。
相手はブラジルの顧客だったらしい。
訛った日本語はいきなり流暢なポルトガル語に変化するのだ。
これは衝撃的である。
このロゼッタストーンで勉強すると
こんなに外国語が上達するのか!
しかし、ロゼッタストーンは高い。
CDロム版でレベル1-3セットが6万円台、
レベル1-5セットが8万円弱である。
まあ、外国語教室に通うより安いが。
アメリカのCostcoで夫が見つけたImmersionは
早い話、ロゼッタストーンの模倣品である。
しかも裏を見ればロゼッタストーンとの比較表があり
ライバル意識丸出しだ。
中身はロゼッタストーンよりすごいのに
価格は10分の1以下。($27.99はCostoco価格で通常価格は$49.95。)
夫が「日本語を一から勉強し直したい。」(何を今さら)というので
購入を許可してあげた。
レベル1と2は楽勝。(当たり前だ!)
最初に英語の音声があり、その後同じセンテンスが日本語で繰り返される。
でもこの日本語、微妙に英語と違うのよね~。
たとえば
I was born in 1970.
が
私は1970年生まれです。
と。
確かに両方とも自然なフレーズである。
でも、文の構成が全く違うので
「生まれ」は過去形の動詞なのか?と勘違いする向きもあるかもしれない。
また、日本語では「横浜」とか「一郎くん」とか固有名詞が入っているのに
英語には入っていなかったり。
どうやら。この手の学習ツールはよく使われるフレーズを
繰り返し練習することによって
話せるようになるという方針の基に設計されているようで
文法を基礎から勉強するというものではないらしい。
と、夫の練習する声が。
「忙しいから、わからないわ。」
おいおい!
日本語には女性語があるとの注意書きは無いのだろうか。
これではオカマ人間続出だ。
まあ、2000円くらいのもにだからこんなもの?
なんだかまたロゼッタストーンが気になってきた。
夫も同じことを言っていた。
中身も価格に正比例しているのか、
または似たようなものなのかチェックしてみたい気がする。
(買う気はしないが。)
ちなみに津軽弁のおばさん(実際は津軽弁ではないらしい)は
りんご農家の嫁さんではなく女優さんだとのことである。
by arizonaroom | 2010-12-14 23:20 | 英語&日本語&スクール | Comments(0)