心の時計

 木曜日の読売新聞夕刊に興味深い記事が掲載されていた。

 年を取るにつれ時が早く過ぎるように感じたり
時と場合によって、短く感じたり長く感じたりするのは
「心の時計」と「実際の時計」の進み方の違いによるずれなのだという。

 たとえば自分が3分と感じるところでボタンを押す実験では
年齢が高くなるほど実際の3分より長くなる傾向にあるそうだ。

 つまり、年をとるほど実際の時計より
心の時計の進み方が遅くなるため
時がたつのを早く感じるのだとか。

 また、代謝が良いほど心の時計が早く進み時間を
長く感じるという仮説も有力視されているらしい。

 恐怖を伴う時間や強い刺激を受けた時間は長く感じられ、
 車の運転では直進中より作業が複雑な右折時の方が
長く感じられると。

 頻繁に時計を気にすると時間が長く感じられるのは
時間を多くの部分に分節化して認識するという仮説もある。

 そういえば昔、私は退屈な授業の時に
ノートに時計の絵を書き
過ぎた時間を塗りつぶしていたものだった。
あの時の10分20分は長かったなあ。

 12時間のフライトでは最初の6時間が恐ろしく長く
残りの6時間があっという間なのもこれで納得。
乗った直後は、時計ばかり見ているからね。

 以前、撮影中に
高い場所から落下して骨折したタレントが言っていた。
「落ちている間、いろいろな事を考えていたんですよ。
頭の中ではスローモーションで落ちていく感じだったのに
後でビデオを見たらほんの一瞬だったんですよね。」と。

 学校でいじめを受けて自殺してしまった子たちも、きっと
その時間が永遠に続くように感じてしまったのだろう。

 1年や2年はあっという間なのに。
いずれはこの教室から出て行ける日があるのに
そんな日が来るのは気が遠くなるほど遠かったのだ。
そんな彼らの気持ちを考えると
胸がしめつけられるようである。

 最後に「大人の時間はなぜ短いのか」の著者、
千葉大准教授の一川誠さんの助言。

「人が思うほど実時間は長くない。
予定は詰め込み過ぎず、
やりたい事に優先順位を付けた方がよい。」

 そっか~。
では掃除せずにネットサーフィンをしていてもいいのね~。

 ・・・・それはちょっと飛躍しすぎ?
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by arizonaroom | 2011-01-16 21:51 | 日常&雑感 | Comments(2)

Commented by 花ケーキ at 2011-01-17 21:50 x
実時間は長くない・・・・この言葉に胸を突かれました。
Commented by arizonaroom at 2011-01-17 22:04
花ケーキさん
私もここまであっという間でした。
人は短い一生を一生懸命生きているんですね。