仮定に基づく判断
福島第一原発の半径50マイル(約80キロ・メートル)からの避難勧告は
原発の状態をより悪く見積もった仮定に基づく判断だったことがわかった。
(YOMIURI ONLINE)
その最悪の状態というのはは、2号機の炉心が100%損傷して
16時間にわたって放射性物質の放出が続くという場合を想定し、
原発での測定データは使わなかったということである。
米原子力規制委員会(NRC)の安全責任者ランディ・サリバン氏は
情報不足のため原子炉の状態が把握できなかったからといっている。
確かに東電も政府も最初の頃はそうだったかもしれないが
それは意図的に隠していた、というより
想定外の出来事で(想定外というのが間違っているが)
どうしてよいかわからず
指導力が発揮できなかっただけではないだろうか。
(それも間違っているが。)
日本も日本だがアメリカもアメリカだ。
最初からそういった説明付で避難勧告を
出してくれたらよかったのに。
パニックのあまり仕事を放りだし、
高い航空券を買い、
東京で浴びるよりもっと高い濃度の放射線を
機上で浴びつつ帰ってしまった人がたくさんいるのだ。
今頃、どうやって元の職場に復帰しようかと
悩んでいるかも。
もちろん、原発も余震もまだまだ予断を許さないので
結論を出すのは早いけどね。
by arizonaroom | 2011-04-09 23:13 | ニュース | Comments(2)
ウン千倍の放射能…などとニュースで聞くとびびるけど、機内なんてウン千倍どころじゃないですもん。
…って報道してほしいところです。
放射線以外のものとの比較でもいいと思うんですよね。
たとえばタバコが原因によっておこる」癌の確率との比較とか。
嘘はついていなくても「伏せている情報」が存在しているのなら
それは「真実」ではありませんよね。