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FRINGEフリンジ

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 アメリカのドラマは通常半年が1シーズンで
評判が良ければ2シーズン、3シーズンと続く。

 たぶん最初から数シーズンは続くと想定して
シナリオを作っているのだとは思うが、
何せ、視聴率あってのもの、
打ち切りにならないように
毎週視聴者を楽しませるドラマにするために
監督や脚本家を変えたり、人気の無い役者を降板させたり
逆にゲストだったけど人気があった役者の出番を増やしたり
途中で飽きた(?)主役級が辞めたくなっていなくなってしまったりと
長く続けば続くほど波乱万丈になっていく。

 おかげで「あれ?」と思うような矛盾も続出。
けっこう私は記憶力がいいのである。(こういうことに関しては)
そして最後に大部分の視聴者に飽きられ突然終わってしまう。
もう何度こうやって裏切られ続けてきたことか・・。
(特にヒーローズはひどかった!)

 それでも懲りずに見たFOXチャンネルのフリンジ。
非主流科学物であるが、科学というよりもう「不思議の国のアリス」大人版のようなものである。

 この世界と並行して存在するもうひとつの世界。
そこには自分のそっくりさんも存在する。
科学の発達度も状況も少しずつ違うのであるから
(あちらでは事故で早世していたりとか。)
まったく同じ人物が同じ職場に存在するというのも変なのでは?
なんて考えるのは野暮というものである。
(と自分に言い聞かせている私・・)

 こういった非主流の科学物というのはけっこう好きなのだが
別世界を覗く窓とか、別世界へ移動するための道具とかが
ちょっとお粗末すぎ!
難病の治療薬なんて「ハリーポッター」の魔法薬かと
思っちゃったわよ。

 あ、これはシーズン2の話。
実は日本ではシーズン1の放映が終わったばかりだが
アメリカではシーズン3が終わったところである。
ということでテレビの放映が待ちきれずに
シーズン2の22のエピソードを
レンタルしてきて2週間で見てしまった私達。
結局文句を言いながらも実ははまっていたのであった。

 シーズン2では
別世界の主要人物たちの分身(?)が出てくるが
ここで彼らの演技力の確かさがよくわかる。
こちらの世界の人物とはキャラクターがちょっと違う人物を
同じ役者が演じているのに
私達には別人物であることがはっきりとわかるのである。


 特にオリビア役のアナ・トーヴとウォルター役のジョン・ノーブル。
自分の素と違う役になりきっているのもすごいけど
ふたりともオーストラリアの女優と俳優で
普段の英語はオーストラリアアクセントなのに
ドラマの上ではそのアクセントも全く出てこない。
ピーター役のジョシュア・ジャクソンも良い役者だ。

 このドラマもきっと最後は延々とシーズンを引き延ばした挙句、
突然打ち切りとなって
わけのわからない終わり方をする可能性が大だけど
せめて数シーズンは楽しませてもらいたい。

by arizonaroom | 2011-06-23 19:53 | 映画&TV&本 | Comments(0)