超円高

 アメリカから帰国後は、
いつもドキドキしながらカードの明細が届くのを待つ。

 1回の金額はそれほど多くはなくても
3週間も滞在していれば
合計額は自分の想像をはるかに超えた金額である。
(計算に疎いだけ、ともいえる。)


 しかし、今回はいつもと少し様子が違っていた。
たとえば1回のレストランやショッピングで
これくらい使ったなという感覚より
かなり安い円表示になっていたのである。

 現在の超円高は周知のことではあるが
今回の旅行で、それを肌でしみじみ感じた私である。

 そしてそれは、あきらかに行き過ぎであるのも感じるのである。
日用品が、食品が、そして高級品もここまで安いはずがない。

 たとえば、現地で年10万ドルの収入がある人がいるとしよう。
1ドルが140円の時代であれば私達はそれを1400万円と考える。
でも78円の時代だったら、780万円だと思ってしまう。

 1400万円と780万円ではずいぶん違うけれど
現地の人にとっては同じ10万ドル。
確かにバブルが崩壊したけれど
家以外の物価は140円時代と78円時代とでは
それほど変わりはない。

 いつも迷ってしまうのが、現地の人に日本の話をする時だ。
たとえば私の地元を走るバスの運賃。
200円を1ドル100円で換算したら2ドルだけど
今のレートで計算したら2ドル50セントくらいになる。
140円の時だったら1ドル40セントである。

 運賃が1ドル40セントだったら、「まあ悪くない」と思うかもしれない。
でも3ドル近いかったら
「たかが15分の乗車で高すぎる。」と思うかも。

 相手に正確に伝えようとして現在のレートで話をすると
かえって不正確な情報を与えてしまう恐れがあるのである。

 日本のテレビを見ていても思う。
「100万ドルの贈り物」をしたという話に
わざわざカッコ書きで7800万円と入れる必要があるのだろうか。
100万ドルを大金の象徴のように使っている時は
約1億円でもいいのではないだろうか。
7800万円という響きからは
豪快にお金を使ったという印象は残らないのだから。

 日本の100円ショップと同じように
アメリカにも1ドルショップのようなものがたくさんある。
品揃えを見ても、やはり1ドル=100円が妥当なレートのような気がする。

 今回私達は円建てのクレジットカードばかりを使ったわけではなく
昨年から持っていたドルの現金、
そしてアメリカの銀行にある夫名義の当座預金からの
引き落としのデビッドカードなども
使っている。

 たとえば、ガソリンスタンドでは
アメリカ発行以外のクレジットカードが使用できないところが多いし
(ジップコードつまりアメリカの郵便番号のインプットが要求される)
Costccoもアメックスしか受け付けない。

 だから、何で支払ったかによって円レートが違うのである。
つまりガソリンスタンドやCostcoでの支払いでは
円高の恩恵は受けなかったけれど
オリコカードでの支払いでは受けたということである。
(Citiカードは円レートだけど、円換算の手数料が高すぎて使い物にならん!)

 ついでにいうと私の頭の中では、ドルと円はあまりつながっていない。
1ドルはあくまでも1ドル。
78円でも140円でもない、単純に1ドルなのである。





 
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by arizonaroom | 2011-12-21 22:36 | | Comments(2)

Commented by 花ケーキ at 2011-12-22 21:59 x
私も円とドルの換算の金額に
いつも違和感を持っていた。
やっぱり、100万ドルは、100万ドルでしょう。
と思う、今のレートにいくら換算してくれても、
ピンと来ない。
その国の通貨は、その国にとっての価値だと思う
Commented by arizonaroom at 2011-12-22 22:20
花ケーキさん
その国の通貨はその国にとっての価値。
正にその通りだと思います。
あまりレートにこだわり過ぎると
真実が見えなくなってしまいますよね。