ジュラシック・パーク

 1993年封切りのこの映画を久しぶりに見た。
そっかー。もう20年近くたっちゃったんだね~。

 「琥珀の中に閉じ込められた蚊から、
恐竜の血を取り出してDNDを再生して
恐竜を作るんだ。
そういう技術が出来るんだよ。」
 当時、億単位のお金を株式に投資してい上司の顧客が
興奮して言いいながら
未来がありそうなバイオテクノロジーの会社を探していたのを思い出す。

 ・・・・・恐竜時代に蚊はいなかったんだけどね。

 ともあれ、時代を作ったともいえるこの映画を
今、録画で見てみるといろいろな再発見がある。

 まず、恐竜の再生。
フィクションなので、それが可能かどうかはどうでもよい。
(実際、日本の学者がマンモスのDNDを見つけて再生しようとしているし。)

 でも、これだけの大きなプロジェクトを
個人が内密に遂行できるであろうか。、
世界中の国家、科学者も黙ってはいまい。
テーマパークで大儲けなんて
そんな次元の問題ではない気がする。

 そしてセキュリティーの甘さ。
たったひとりのエンジニアの裏切りで破滅するようでは
心もとない。
だいたい女の子がちょっとパソコンをいじっただけで
構築できちゃうシステムっていったい?

 オフィスでタバコをプカプカも?
そういう時代だったといえばそうだけど
でもタバコに関しては日本より20年は進んでいる(と夫が言う)アメリカ、
やはり不自然である。
これはフィリップモリスかどこかのタバコ会社が
映画のスポンサーになっていたに違いない。

 パーク内。
危険で車から降りられないの場所に
なぜ公衆トイレが?

 これだけの悲惨な事故を起こしたのに
ハモンドの自覚のなさも驚くべきである。


 ケチばかりつけてしまったが
この時代にこれだけのGCを駆使した迫力ある映像はすごかった。
ストーリーもとてもよく出来ている。

 また、この作品は単なるエンターテイメントではない。
「このパークにいる恐竜はすべて雌ばかり。
孵化は研究室でしか行われておらず
数のコントロールはしっかりできている。」と
胸を張って答える研究員のことばに
準主役の数学者は
「生物は生き残るべく進化する。自然をコントロールすることはできない。
このシステムは必ず破滅する。」
と言い放つ。

 そして
「神は恐竜を創り、恐竜を滅ぼし、神は人を創り、
 人は神を殺し、人が恐竜を創る。」とも。
含蓄のある言葉である。

 折しも我々は原発神話が崩れるのを経験したばかり。
人間が自然をコントロールできると思うのは奢りであり
かならずいつかはしっぺ返しの時が来るのである。
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by arizonaroom | 2012-08-12 23:33 | 映画&TV&本 | Comments(2)

Commented by ぱれっと at 2012-08-18 18:19 x
私も先日、これを見直したんです。
確かにおっしゃる通り、突っ込みどころ満載ですね~(^_^;)
でも、あれを最初に見た時は、私は大感激で、泣いたんです。恐竜のいる風景の素晴らしさに。あんなすごいCG、びっくりでしたよね。
そして、Part3まで見たのですが、主人公は必ず生き残るお約束に、ちょっとシラけました。すごく大勢の人たちが恐竜に殺されて、でも、女子供を含む主人公たちは幸運にもいつも全員無事で…ね。
Commented by arizonaroom at 2012-08-18 20:53
ぱれっとさん
確かに当時としては衝撃的な映画でした。映画もこうやって古くなっていくんですね。私は変なところに記憶力がよいタチでけっこう映画の細部まで覚えていたのですが
あの「神が恐竜を作り・・」という箇所はすっかり忘れていました。
あれをもう一度聞けただけでもよかったです。

主人公は生き残る・・・ハリウッド映画はある意味日本やヨーロッパの映画より単純かもしれませんね。
ロストワールドも録画したので来週見てみます。