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米少年射殺事件

少年射殺事件の評決が昨日出て
警察官は不起訴になり全米各地では抗議もデモが
繰り広げられているという。

この事件には銃と人種差別という2つのまったく違う要素を
人々は意識的にも無意識的にも混同させ
事態をいっそう深刻かつ複雑にしているようにみえる。

この国は日本よりもっともっと激しい
本音と建前の国なのである。

人種差別については私もいろいろ思うところはあるが
あえて触れないで銃についてだけひとこと。

「少年が襲ってきて警官が身の危険を感じたことはわかった。
でもなんで足とか手を撃たなかったのだろう。」との
私の素朴な疑問に
アメリカ人たちは答えてくれた。

「それはあり得ないことだ。
身を守るということは殺すか殺されるかのどちらかなのだ。
自分の命が、あるいは自分の愛する人の命が危険にさらされている。
それに対処する方法は一つしかないのだ。

警備員は侵入者が来たら胸を撃てと指導されている。
警察官も警告しても向かって来る者は
射殺するように訓練されているのだ。」と。

今週、銃を振り回していると通報された12才の少年が
警察官に射殺された。
通報者が「たぶん偽物の銃だと思うけど」と
言っていた通り銃は偽物だった。
この悲劇にたいして、抗議の暴動などのニュースは全然聞こえてこないけど
少年の人種はいったい何だったのか気になるところである。

by arizonaroom | 2014-11-26 14:23 | ニュース | Comments(0)