タイムスリップ

 所用があって自宅とは逆方向の電車に乗っていた。
日曜日の午後11過ぎのことである。

 日曜日の深夜に近い時刻なのに
なぜか電車は混んでいる。
そしてほとんどが20代くらいの人たちである。

 つまり、私はこの電車の中の異分子で
つまはじきされるべき存在だ。
それなのに、図々しい話であるが
私は全く違和感を感じない。

 それどころか、私自身なんとタイムスリップしたような
感覚に陥ってしまったのだ。
周囲と同じ20代に戻ってしまったような錯覚に陥ったのである。

 私もこの頃は終電間際の電車によく乗っていた。
その当時の思い出が昨日のことのように思い出される。

 それと同時につきつけられた
冷酷な現実にも愕然としてしまう。

 今浸っている甘美でほろ苦い思い出は
昨日のことなんかではない。
もうかなり遠い昔のことなのである。

 そして、外見はともかく、私自身の中身は
あの頃とそれほど変わっていない!
年を取ればそれ相応の円熟味が増すものだと思っていたが
そんなことは全然ないのであった。

 いや、そんなことはない。
あれから私はさまざまな経験し学び、多くの人々と知り合った。

 たぶん私は自分で気が付かないだけで
やはり、それなりに「進化」しているのだろうな。
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by arizonaroom | 2015-02-01 23:49 | 日常&雑感 | Comments(0)