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日本の英語教育

 友人が15年ぶりに高校の英語教師に戻った。
前に辞めた後はイギリスの大学院に行き
その後日本の大学で講師を務めていた彼女であったが

 久しぶりの英語教育の現場は何一つ変わっていないことに
落胆したのであった。

 彼女の落胆は私にもよくわかる。

 文部科学省は新たな改革案を発表したけれど
それは英語を話せるようになるという目的とは
程遠いものである。

 語彙を5千語に増やしても英語を話せるようにはならない。
逆に語彙が千語しかなくても英語は話せるのである。

 和訳も直訳だと不自然な英語になるし
自然な英語である意訳だと、「この意味の単語はどれ?」と
生徒は混乱する。
 はっきりいえば和訳は必要ない。

 英語を対訳することなしに理解できるのが理想なのである。
そして慣れれば、その方がずっと楽なのだ。

 やはり受験システムが邪魔をしているのだろうか。

 今、3歳くらいになると英語を習い始める子が多いけれど
この子たちが高校生になった時、
日本の英語教育はどのように変化しているのだろう。


 

by arizonaroom | 2016-09-02 23:45 | 英語&日本語&スクール | Comments(0)