日本の英語教育
前に辞めた後はイギリスの大学院に行き
その後日本の大学で講師を務めていた彼女であったが
久しぶりの英語教育の現場は何一つ変わっていないことに
落胆したのであった。
彼女の落胆は私にもよくわかる。
文部科学省は新たな改革案を発表したけれど
それは英語を話せるようになるという目的とは
程遠いものである。
語彙を5千語に増やしても英語を話せるようにはならない。
逆に語彙が千語しかなくても英語は話せるのである。
和訳も直訳だと不自然な英語になるし
自然な英語である意訳だと、「この意味の単語はどれ?」と
生徒は混乱する。
はっきりいえば和訳は必要ない。
英語を対訳することなしに理解できるのが理想なのである。
そして慣れれば、その方がずっと楽なのだ。
やはり受験システムが邪魔をしているのだろうか。
今、3歳くらいになると英語を習い始める子が多いけれど
この子たちが高校生になった時、
日本の英語教育はどのように変化しているのだろう。
by arizonaroom | 2016-09-02 23:45 | 英語&日本語&スクール | Comments(0)