漢字が書けない

 さきほど実家で何気なくクイズ番組を見ていたら
出題された単語を漢字か英語のどちらかを選択しで書けという問題があった。

 弁護士とか砂漠とか恐竜とか嘘とかなのだが
自分で愕然としたのは、
英語のスペルの方が簡単に出てくるのである。
どちらかを選んで書けと言われたら
私はほとんどの問題で迷わず英語を選んだであろう。

 言っておくがこれは自慢ではない。
ここに出題されていた英単語は漢字に比べると
それほど難しいものではなかったので。

 問題なのは英語のスペルが書けるかどうかではなく漢字である。
日ごろ見慣れていて読むのが容易な漢字が
いきなく見ないで書けと言われると
一瞬わからなくなっているのだ。

 先日、アメリカで「日本人は数千の漢字は普通に書ける。」
なんて自慢してきたばかりである。

 それなのに、当の本人が
最近は病院の問診票やアンケート用紙を渡されて
漢字がちゃんと書けるか緊張してしまう始末。
情けないことに本当に書けず
変な字を書いてしまったり
スマホでこっそり調べたり・・。

 思うに漢字の引き出しは
言語脳である左脳にはなくて右脳にあるのだと思う。
小さい時から何度も書いて練習してきた漢字である。

 漢字はパッと見てすぐわかるように
読むのではなく見て理解するのである。

 だから現在の私たちのように書く習慣が薄れ
ひたすらタイプばかりしていると
手が忘れ、右脳が忘れてしまう。

 左脳は漢字を知らないので
一生懸命考えても正しい感じが浮かんでこないのだ。

 嘘という漢字は左脳に「口に虚しい」と覚えさせていれば忘れないのに
右脳が絵として覚えているから
書かないと雰囲気でしか覚えていない。

 もちろん、私は学者ではないので
この理論は専門家から見たら笑止千万だろう。

 でも、なんだかそんな気がしてならない。

 漢字が書けなくなった日本人はたぶん私だけではないだろう。

 若い時代に手を動かして漢字を書いていた私でさえそうなのだから
今の若い世代はもっと深刻かもしれない。

 どこへいく、日本の漢字。
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by arizonaroom | 2017-05-17 22:46 | 日常&雑感 | Comments(0)