人気ブログランキング | 話題のタグを見る

消費税のミステリー

 先日英語クラスの生徒たちのためのテキストブックを
某大手書店まで買いに行った。
うちで使用するのはすべて洋書なのだが
通販も別に安くはないし、
どうせ出かけるついでがあったので買ってきたのである。

 本には課税前と課税後の定価が貼ってある。
定価はすべて切りのよい数字である。
しかし十数冊購入したレシートを見ると
1円単位の半端な数字になっている。

 で、暇なので計算してみたら
定価の合計より4円多く払っていたのであった。
なぜかというと書店のレジでは課税前の値段を打ち込み、
その合計から税金を計算するので
小数点以下の切り捨ての金額が異なってしまうのである。

 現在は課税後の価格を表示するように義務付けられていて
会計もその合計なので
このように1個1個購入した方が
大量買いより税金が安くなるという
経済の法則に反する珍現象が
あまり見られなくなってきたが
大手書店では健在なのである。

 たかが4円のことであるが何となく釈然としない。
それなら課税後の価格を「定価」と書くなといいたい。

 

by arizonaroom | 2007-06-07 22:53 | 英語&日本語&スクール | Comments(0)