人気ブログランキング | 話題のタグを見る

シン・ブルーライン

シン・ブルーライン_f0037623_22531850.jpg


 正月そうそう見てしまったイギリスのコメディー番組。
「Mr.ビーンズ」が全盛期の頃、ビデオショップで見つけ
試しに借りてみたら、けっこうハマってしまった。
それが今回久し振りにスーパーチャンネルで
全作品放映するというのでしっかり録画。
昨日と今日で前半の6作品を見た。

 主演者が同じでも、こちらはセリフがあり、もう少し現実的。
アメリカのコメディーと違うところは
出演者が全然笑わないところ。
本人たちは変人なのだけど、いたって真面目なのだ。

 ドタバタは少なく、その分セリフでパンチを利かせるので
セリフを理解できなくては全然おもしろさがわからない。
また、かなり言葉あそびやローカルネタもあるみたいだから
たとえ、ある程度英語が理解できる人でも
英国に住んでいない人にはやはり字幕が必要かも。
その字幕にしたって
本来の笑いのツボをしっかり捉えることができているのか怪しいものである。
(残念ながら私には判断できない。)

 言葉がわからなくても笑えてしまうアメリカコメディーや
「Mr.ビーンズ」とは対照的である。

 よく日本人は英国人というとアングロサクソンを思い浮かべがちだが
このドラマを見ていると
イギリスもやっぱり人種のるつぼなのだなあと思わされる。
このドラマの制作はけっこう古いけど
ロンドンにおけるイスラム教徒の迫害など、
最近のニュースもちょっと思い出してしまった。

 女王に忠実な警察署長や風変わりな署員たち。
笑いの中にも
時には人種問題や、無気力で不作法な若者たち、
疲れた中年の心の問題、権力と暴力など
たくさんのシリアスな面もひそませている。
それをアメリカのドラマのように「終わりよければすべてよし」的に
まとめあげたりしないところがやはりイギリス的である。

 このドラマとは別に私が好きだったのは
「こちらホゲホゲ法律事務所(Is it Legal?)」だ。
これも数年前に大阪系のケーブルチャンネルでやっていたもので
残念ながらあれ以来全然お目にかかっていない。

by arizonaroom | 2008-01-02 23:22 | 映画&TV&本 | Comments(2)

Commented by beingreen at 2008-01-03 10:42 x
私も正月はローワン・アトキンソンの「ジョニー・イングリッシュ」を見ました。言葉のことはよくわかりませんでしたが、大笑いさせてもらいました。皇室をこれだけコケにするのは日本人の体質には合いませんが。また、戴冠式でウェールズ・イングランド・スコットランドの代表が出て来て承認する場面など、勉強になりました。ジョン・マルコビッチもはまり役でした。
Commented by arizonaroom at 2008-01-03 21:24
beingreenさん
私も見ましたよ!めちゃめちゃで面白かったですね。
あれはMr,ビーンズと同じノリでした。
日本でも皇室の批判が多少出きるようになりましたが
それでも映画でああいう形では絶対無理ですよね。
ジョニーイングリッシュもう一度見てみようかな?