コープの餃子事件について
私たち日本人が、「ささやき女将」のインタビューに呆れていた時に
こんなことが起こっていたのか。
メタミドホスという殺虫剤が紛れ込んでいたの餃子は
中国の天洋食品という会社の工場で
作られたものだったということで
この「中国」というキーワードに人々は
「ああやっぱり」とか「またか」と思ってしまったと思う。
日頃エコノミー優先の私でさえも、
中国産食品は避けていたるだから
このような感想は当然である。
でもここは感情的に突っ走るのではなく
冷静な判断が必要である。
この工場はネズミやゴキブリが走っているような不潔な工場ではなく
日本が輸出先ということで、かなり清潔さには気を使っていたようなのである。
メタミドホスの濃度や
生産量の割には少ない被害者の数を考えると
これはアクシデントよいうより事件なのではないかなと、私は推測している。
最近、従業員とトラブルがあり数人解雇したとの情報のあるのでなおさらだ。
もちろん、こんなこともけっしてあってはならないことであるが
感情的な中国たたきに終始するのではなく
冷静にしっかりと捜査していただきたいものだ。
この「中国」の問題とは別に「日本」の問題もある。
今回のコープやJTフーズ、味の素などは信用のある会社ばかり。
特に私は「コープブランド」を信頼して購入していたので
大変ショックを受けている。
回収の対象になっている食品を見たら
けっこう私が日頃から購入しているものがあったのだ。
(幸い、今その食品の在庫はない。)
もし、今回の事件は本当に意図的な犯罪なのであったら
コープもJTも被害者であり、お気の毒である。
でも、管理がかなり甘かったのは確か。
私が今回最もショックを受けたこと、それは
該当の食品のどこにも「中国」という文字がなかったことである。
コープレトルトカレーも、すべて回収対象ではなく
ある期間のものだけだ。
それ以外のものはオーストラリア牛を使っているからだそうだ。
で、それは包装袋のどこに書いてあるのか?
どこにも書いていない。
私たちはこんなにも、製品の作られた過程や
材料の産地を知らされていないのだ。
今回死者が出なかったことは不幸中の幸いだった。
薬物中毒を疑って胃の洗浄をした病院のお手柄である。
お役所や、会社、保健所などの連携がうまくいっておらず
お瑣末さ加減もさらけ出したけれど
今後の動向を注意深く見守っていきたい。
by arizonaroom | 2008-02-02 21:54 | ニュース | Comments(2)
生活クラブに加入している友人けっこういます。
普通の生協よりちょっと割高みたいなので
躊躇していたのですが
でも安全のことを考えるとそんなこと言ってられないですよね。
検討してみます。
ありがとうございました。