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早起きは三文の得?

 今朝、ピピピっと携帯のアラーム音が
まさに夢を見ている真っ最中の私を
たたき起こした。

 私は常に寝起きがよい方である。
寝ぼけたことやアラームが
聞こえなかったことなど一度もない。
小さな電子音の最初の音だけでパッチリ目が覚めるので
けたたましい音の目覚まし時計などうるさすぎて
とてもではないが使うことができない。

 実は目覚まし時計すらいらなかったりする。
たいていはアラームの鳴る5分前に目が覚めるので
鳴る前に止めていることが多い。

 私は夫のマネージャー兼アシスタント(実はボスだという噂も)なので
外で働いてはいないが
けっこう忙しく出歩いているため
毎日起きる時間が違っている。
ちなみに今日は6時45分起床の日である。

 私の特技はどんなに早い時間だろうが遅い時間だろうが
アラームの鳴る5分前には自然に目覚めることができることである。
かといって寝ていないわけではなく
寝付きもすこぶるよいので夫に嫉妬されている。

 もちろん稀に疲れている時には自然に目覚める前に
電子音に起こされたりもする。
今朝がまさにそれだった。
「昨日は確かに疲れていたからなあ。」と思いながら
顔を洗い、歯を磨き、コンタクトレンズを入れ
朝食の用意をしてさあ、食べようと思って時計を見たら

 な、なんとまだ5時20分!

 いったいどういうこと????
しばし呆然とした後にようやく思い出した。

 あれは今週の月曜日。
教会のミーティングで言わなければいけないことがあり
それを忘れないようにミーティングの
開始時間に携帯のアラームをセットしたのだった。
ミーティング時にアラームが鳴れば
たとえ発言すべき事を忘れてしまっていても
「あ、そうそう」と思いだすことができると思ったのだった。
(もちろん、「なんでこんな時間にアラームが?」と思ってしまう可能性もあったが。)

 そのミーティングの開始時間は今日の午後5時。
そう、私は「17時」とセットすべきところを「5時」とセットしてしまっていたのだった。
アラームが鳴った時に時計をすぐ見ていれば
間違っていたことに気が付き、もう一度夢の中に戻ることも可能だったはず。
(何しろ寝付きがいいので。)

 でも、も遅い。
今からベッドに戻って本格的に眠ったら
いくら寝起き自慢の私でもさすがに2度めはつらい。
何しろもう完璧に目が覚めて、これだけ動き回っているのである。
そこで代替措置としてソファに座った体勢で
ちょっとだけ目を瞑って寝ることにした。

 早起きは三文の得であるらしい。
私も会社勤めをしていた時は毎日5時半~6時起床であったから
こういう時間に慣れていなかったわけではない。

 でも、今朝、起きて出かける準備をいろいろした後に
実はまだ5時過ぎだったと気が付いた時の
あの取り返しのつかないことをしたような絶望感、やり場のない苛立ちや悲しみ、
あれはいったい何だったのだろう。

 ちなみにどうして20分間も勘違いに気がつかなかったのかというと
外が薄暗いのは「まだ冬だし寒いから」とか
テレビの番組もいつもと違うのは特別番組をやっているのだとか
(時刻表示も見ていなかった。)
「なんだか雰囲気が変」と、目が、耳が叫んでいるのに
脳が勝手に理由をこじつけて、六感以前の
五感の叫びを封じ込めてしまったのであった。

 思い込みって怖い。

by arizonaroom | 2008-02-06 22:42 | 日常&雑感 | Comments(0)