2007年 10月 28日 ( 1 )

NOVA

 とうとう会社更生法の申請となった。
最後の半年はトラブルだらけだったので
倒産はもう時間の問題だと思っていたのだが
それでもぎりぎりまでがんばったようである。

 20年くらい前のバブルの頃も
英会話スクールは乱立していたが
今と違い、
あの頃のスクール料金はかなり高かった。
それでも生徒は入ってきた。
ちなみに私も3年間で200万(9回の集中講座受講料込み)
は払ったような気がする。

 でも毎日行くことができて、
予約も必要無し(10分前に到着していればよい。)、
しかも、そのクラスは2人~4人の少人数性。
クラス分けもきめ細かく、9時開始が最後のレッスン、
30分前に電話すれば都内にある他のブランチでも
レッスンが受けられ
他の人のレッスンの見学も1日に2時間認められていた。

 私は多忙の身ながら本当に毎日のように通っていたし
英語もちょっとは身についたので
今でも全然高かったとは思っていない。

 あの当時NOVAは出てきたばかりで、その手法も
私の学校に似ているがかなり安く
まわりの生徒たちは
なぜかNOVAを馬鹿にしている人が多かった。

 もうおわかりの方もいるかもしれない。
私の通っていた学校はASAコミュニティサロンというところである。
国会の中にもブランチがあったし
有名人もけっこう通っていた。
(私も時々某俳優と同じクラスになった。)

 しかしバブルが崩壊した時、「バイリンガル」などの大手も続々倒産。
そのほとんどが本業ではなく不動産投資で失敗でしたのであった。
そんなスクールたちをしり目にNOVAはどんどん伸びていったのだ。

 でもあのCM「ノープロブレム、アイ・アム・ノバ」はないだろうとと
ひそかに思っていた。
また「I love you」ではなく「I rub(擦る) you.」ともっともらしい発音でささやく女性。
「アイ・アム。ノバ」はジョークなのであろうし、
ジャパニーズイングリッシュもご愛敬だとは思うが
(鈴木さんシリーズはけっこう好きだった。)
「大丈夫なのか、この学校は」と思っていた人も多かったのではないだろうか。

 最近ようやく物価上昇の兆しが見えてきたが
ここ10年の物価の安さといったら英会話学校も例外ではない。
でも考えてみればわかるが、
語学学校は東南アジアで生産した物を売っているのではない。
物価の高い日本のビルの中で、日本で生活している先生が教えているのである。

 「7時台の予約がなかなか取れない。」というクレームがあったが
薄利多売なのに3日前の電話で簡単に取れるほど
ガラ空きだったら、もうとっくの昔に破産していたはず。
来ない確率が高い生徒を待つということは
ビルの光熱費、講師の待機料などを払わなければならない
大きな学校ほどリスクは大きいのである。

 またこの学校ではないが破格の安さでマンツーマンをうたっている所もあるが
経費を差し引かれたネイティブスピーカー講師の時給は
学生バイトの塾講師よりはるかに安い計算となる。

 誤解無きよう付け加えるが
別に私はNOVAを擁護しているわけではない。
新聞で読む限りひどい学校だったようである。
生徒たちは必要以上のチケットを大量に前金で買わされていたので
被害額の大きさには人事ながら胸も痛む。

 でも、莫大な広告費を使用しながらも
1時間あたりのレッスン代がかなり安いということは
やはりどこかで無理があるのだと考えるべきであったと思う。

 今後NOVAの講師たちや生徒、そして働いていた日本人スタッフたちに
よい結果が待っていることを祈りたい。
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by arizonaroom | 2007-10-28 22:57 | 英語&日本語&スクール | Comments(4)