2009年 04月 25日 ( 1 )

国民性

 アメリカの音楽に精通していない私は
アメリカンアイドルの一番おいしい部分を
味わっていないのだと思う。

 
もちろん歌が上手なのはわかるけど
オリジナルの歌手の歌い方とどう違うのかとか
どかがアレンジなのかとか、そういう肝心なところが
さっぱりわからない。

 たまに知っている歌が出た時に気がつく、
彼らはいかに原曲のイメージを損なわずに
自分のオリジナルティーを出す努力をしているということに。
そして自分は精通している人の半分しか
この番組を楽しんでいないということに。

 こんな私にとって頼りになるのは審査員の言葉だけである。
「アレンジがサイテーだ。」と言われていれば
そうなのか、サイテーなのか、と思うし
「オリジナルの歌手のものまねだ」と言われていれば
そうなのか、ものまねなのか、と判断するしかない。

 しかし、今日の本題は
私はいかに審査員のコメントを頼りに番組を見ているか、ではない。

 実は挑戦者たちの審査に対する態度が
だんだん鼻についてきたのだ。
もちろん全員がそうなのではないが
審査員の厳しいコメント、真摯なアドバイスに対して
「でも私はこの歌が好きだったから満足なの。」とか
「あなたはそう思うかもしれないけど会衆は違うわ。」とか
「あなたたち何様?」と思うような発言がしばしばなのである。

 
 もし日本でこういうショーがあり
審査員に言い返すような挑戦者がいたとしたら
その人はきっと視聴者の反感を買い、
翌週には落選するような気がする。
心の中ではムカっとしても、顔はあくまでもしおらしく
「アドバイスをありがとうございました。」と頭を下げれば
日本では好印象なのである。

 確かにテレビでは言いたいことをいうタレントもたくさんいるが
それはもっとキャリアを積んでからの話で
仮にもこれからデビューしようという新人の態度は
あくまでも謙虚でなければならない。

 今晩の番組を見ながらしみじみと
「ああ、私ってやっぱり日本人なのね~」と思ったのであった。

 
[PR]

by arizonaroom | 2009-04-25 22:49 | 映画&TV&本 | Comments(2)