2017年 05月 04日 ( 1 )

秒速5センチメートル

 これも機内の中で見た映画。
こんなアニメ映画があるとはつゆ知らず、
ということで何の先入観もなく観た。

 小学校で出会ったふたりが
親の転勤で離ればなれになり
それでも文通を続け、
中学生の時
ふたりの距離がさらに離れる前に
貴樹は明里に会いに行く決心をする。

 折あしくその日は記録的な雪が降り積もり
栃木行きの列車はどんどんと遅れ、時には止まり
時には最終地が変更になったり。
このまま突き進んだらこの日中には絶対に帰れないのは明らかだ。
いや、たどり着けないかも。

もちろんふたりは携帯など持ち合わせておらず
連絡し合うすべはない。

 深夜にふたりはやっと再会。
何時間も彼女はずっと駅の構内で待っていたのだった。

ふたりは小屋のようなところで一晩を過ごす。

 そんな美しい?シーンを感動的に見られないのがおばさんのサガ。
ちょっと、親は心配してないの???
学校や地域で大騒ぎになってない?



 次の章は高校生の時。
しょっちゅう携帯を見ている貴樹なので、
てっきりまだ文通が続いているのだと思いきや
実はふたりの通信はもう途絶えているのだと私たちは知る。

 でも彼の心はまだ明里を追い続け、
目の前に彼のことがが大好きで大好きで仕方がない女の子がいるのに
まったく眼中にない。

 最終章。
大人になったふたりだが
明里は貴樹を
美しい思い出として封印していて、
とっくの昔にムーブオンしていることがわかる。

 貴樹の中では明里はいつもひとり、孤独な少女なのだが
孤独なのは実は彼なのである。

 これはララランドにも通じるのだが
いつまでもひとつの夢の中に留まっているのは男で
次の夢に向かってさっさと先に行くのが女。
 
 なんかわかるような気が・・・。


 ふたりはニアミスはするが再会はしない。
もしそこで出会ったとしても
彼女にとっては彼は遠い昔の甘い初恋の相手であり
彼にとってはずっと追い求めている今も一番近い理想の女性である。
そのギャップにふたりはしばし呆然としてしまうに違いない。

 でも彼が先に進むよいきっかけにはなったかも。

 本当は、離ればなれになっても互いに思い続け
最後に成就なんて話を想像していたのだけれど
現実はやっぱりそうはいかないよね~。

 
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by arizonaroom | 2017-05-04 23:54 | 映画&TV&本 | Comments(0)