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博士が愛した数式

 
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 読書の楽しみのひとつに「行間を読む」というのがある。
だから私は読者に想像する余地を残してくれるために
「すべてを書いてしまわない」作家が好きである。
小川洋子はその点で、とても優れていると思う。

 しかしこの映画では、小川があえてベールに隠していた部分までさらけ出してしまった。
小説はあくまでも家政婦である「私」だけの視点で書かれているため
義姉と博士との過去の関係や義姉の気持ちは
あくまでも断片的な状況証拠による「私」の憶測でしかないのに対して
映画では、明確に描ききってしまったのがとても残念であった。

 それでも、観ていくうちに、そんな不満もだんだん吹っ飛んでいき
最後は「ああ、やっぱりいい映画だったな。」としみじみ思うことができた。

 映画は原作とは違い成人して数学教師になった息子が
生徒たちに聞かせるという形で進行していく。
この形式にしたことによって
原作のままであったら難しかったであろう博士が教える複雑な数式などを
映画は、わかりやすく観客に伝えることに見事成功していた。
(あの「ダビンチコード」とは正反対!)

 原作を読んだ時にもそうだったが、映画を見ただけでも
頭が痛くなりそうな数式や数字の羅列が突然ミステリアスで魅力的に見え、
「私も数字の虜になれるかも」などと一瞬でも思ってしまった私。
(100パーセント勘違いであるが。)
 
 「80分しか記憶がもたない」博士と家政婦母子の
つかの間だが和やかで暖かい日々。
二度と帰ってこない日だからこそ
私たちは「今日」という日を慈しみ、
大切にしていかなければならないのだと思った。

 それにしてもルートの学校の生徒たち、
あんな素直で熱心な子ばかりだったら先生も楽だろうな。


****************
今年も後8分で終わり。
皆様この1年拙い私の文をお読みくださりありがとうございました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
 
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by arizonaroom | 2006-12-31 23:54 | 映画&TV&本 | Comments(2)

寒いさむ~いバイクーツーリング

 
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 この2~3日、ブログへの訪問者数がめっきり減ってきた。
みんな年末でものすごく忙しくて
ネットで遊んでいる暇などないのであろう。
それに引き換え、毎日更新している私。
本当は大掃除で忙しいハズ・・・。反省しなくては。

 と、いいつつもツネさんのお誘いでバイクツーリングへと繰り出した。
寒いので近場ということでツネさんが選んだのはさいぼくハム
今頃誰も遊んでいる人はいないだろうと思っていたらここは人の山、山。
実はここは年末に最も混むところだったのだ。

 もちろん訪れている人のほとんどは遊びに来ているのではない。
正月に向けての買い物である。
豚肉はともかく野菜は・・・うちの近所の方が安い。
でも新鮮で種類も豊富。
もちろん私たちは買わない、というか買えない。
バイクだし、レジは長蛇の列だ。
今度空いている時にゆっくり見に来よう。
さすがに多忙な人が多いのか、レストランは空いていた。

 帰りは秩父の奥の方の牧場へと足を伸ばした。
しかし、寒い。寒くて風景を眺めるどころではない。
アリゾナ育ちの夫はほとんど口がきけない。

返る途中、ツネさんのバイクがパンク。
運よく携帯の電波が届いたので彼はレッカー車を待つことに。
私たちとはここで別れた。

 家に着いたのは4時半頃だが、しばらく寒くて震えていた。
あーあ、今日も掃除ができなかった。
(時間があったとしても、やっていたかどうかは甚だ疑問ではある。)
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by arizonaroom | 2006-12-30 21:24 | バイク | Comments(0)

ミッションインポッシブルⅢ

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 タイトルを見て気がついた。
「2を観ていない!」
2000年だったのか・・・。何をしていたのだろう、私たち・・。

 ミッションインポッシブルは往年の大人気テレビ番組である。
日本でも「スパイ大作戦」としておなじみで
我が家でも父がよく見ていた。

 そのミッションインポッシブルが映画として戻ってきたのは1996年。
あの懐かしいイントロでオールドファンを喜ばせたのもつかの間、
あっという間にチームのメンバーは殺されてしまい
残ったのはトムクルーズ一人(後になってひとりでないことはわかったが。)
それも犯人の汚名を着せられ逃げ回るはめに。

 水戸黄門や寅さんに再会するつもりで久しぶりに映画館に向かった
ファンたちは「これはスパイ大作戦なんかじゃない!」と
叫びたかったに違いない。

 最初に述べたようになぜか2作目を見逃しているので
Ⅱをジャッジすることはできないが
見たところ、ⅢもⅠと同じ路線でいっていたようである。

 昔のアメリカにはソビエトという大敵がいたので
スパイ映画は作りやすかったのだと思う。
しかし今はそれがないので「内なる敵」が必要なのだ。
また、映画を観る人も目が肥えてきて
「完全なる善と悪の対決」
(もちろん共産圏の人にはこの善と悪は逆転するけれども)という
単純な図式には満足しなくなってきたのかもしれない。

 しかし厳しい訓練を受けてきたはずのアメリカの情報員が
いとも簡単に仲間を裏切ったり、お互いを疑いあったりと
ちょっとあり得ない設定がいっぱい。

 スーパーマンのようなアクションは許せるけど
わなにはめられた無実の諜報員を国際警察が指名手配?
ありえん!こういう場合は「ひそかに探し出して始末する」が鉄則でしょ。
いや、その前に真実を突きとめる方が先。
あと、裏切り者の諜報員、ど素人の女性に撃たれてはずかしくない?

 一人でぶつぶつ言っている私に夫が一言。
「映画なんだから・・。
事実だけがほしいならニュースを見れば十分でしょ。」

 作り物も本物らしくなければおもしろくないと思うんだけどなあ。

 
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今年最後のクラスは大学生のイチローくん。
レッスン後は イチローくんも一緒に
我が家でおなじみのメキシカン
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by arizonaroom | 2006-12-29 23:16 | 映画&TV&本 | Comments(2)

ターキーチャウダー

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  (具が細かいのであまりおいしそうに撮れない・・・。でもおいしいよ♪)

 

 あんな丸ごとのターキーを焼いて残りはどうするのかと
思われているかもしれないが以外と無駄は無い。

 ホワイトミート(胸肉)はマヨネーズをあえたものを
パンにはさんでターキーサンドイッチに、
そしてダークミート(胸以外)はターキーーチャウダーに変身するのである。

 1.細かく切ったセロリ(1カップ)とニンニク、たまねぎと長ネギ(両方で1カップ)、
   ブロッコリーの茎、しいたけ(適量)、にんじん(1カップ)を
   バターとオリーブ油で炒めてから小麦粉4分の1カップを混ぜる。
 2.ターキーの骨などで作ったスープ(2カップ)と牛乳、生クリーム(2カップ)を入れる。
 3.最後に調理済みのターキー(2カップ)を細かく刻んでスープに入れる。
 4.塩、カイエンペッパー、こしょうで味を調える。

 今回はこの基本のレシピに余ったターキースタッフィング(ターキードレッシング)を
トーストしてクルトンのように
スープに載せてみた。これがけっこういける!
 
 ターキーは鶏肉より臭みがあるが、季節ものなので
フライドチキンに飽きたクリスマスに挑戦してみるとおもしろいかも。
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by arizonaroom | 2006-12-28 22:31 | クッキング&レシピ | Comments(0)

暮れも押し迫ってはきたものの

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 クリスマスも終わり、そろそろ新しい年に向けての準備に忙しくなる・・はずであるが
元来なまけ物の私の腰はなかなかあがらない。
まあ、風邪気味という言い訳もあるにはあるのだが。

 自宅の英会話スクールも後は数クラス残すのみ。
家でクラスがあるとなかなか大掛かりな掃除ができないと
大威張りで言っていた私。
しかし、いざ少なくなってきてもナカナカ・・・。

 4月には客を泊めていた部屋も
8ヶ月経ってみるとまたもや物置化としているし
ベッドの下には大きな埃が顔を出しているし。
やることはたくさんある。

 でも今日は、昨日パンプキンパイを食べたことも忘れ
なぜかガトーショコラを作ってしまう。
今日の生徒たちはラッキー。

 そして極めつけは近所のビデオショップが今年最後の190円デー!
これは逃せないでしょとばかりにDVDを6本借りてくる。
ケーブルでも映画は満載なんだけど。

 30日には近場だけどツーリングの約束。
こりゃ今年もだめだ。
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by arizonaroom | 2006-12-27 22:21 | 日常&雑感 | Comments(0)

素晴らしき哉 人生!

 
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 上映された当時は「すばらしい」と、もてはやされても
時が経つにつれ色あせてしまう映画がある。
反対に全然評判がよくなかった作品が
後に「永遠の名作」として評価されるようになることもある。
この1946年作の「素晴らしき哉 人生!」は明らかに後者である。

 大きな夢と野望がありながらも、
家族のため、人々のためにそれをあきらめ
それでも明るく一生懸命に生きてきたジョージ。
ある日、彼の経営する会社で大金の紛失事件が起こり
危機に立たされ自殺を考えてしまうジョージだったが
彼を愛する人々の祈りが天の神に届き、
やがて彼の元に2級の天使クラレンスが派遣される。

 「僕なんて存在しなければよかったんだ。」と自棄になっているジョージに
クラレンスは「彼の存在しなかった世界」を見せた。
そこは信じられないほど暗くひどい世界だったのだ。

 「彼の存在しなかった世界」といっても田舎の小さな町の出来事である。
それでもジョージがいかに人々を助けてきたかがよくわかる。
昔の映画なので、善と悪の対比がはっきりしていて単純ではあるが
単純なだけに感動も大きい。

 ひとつ不満があるとすれば「存在しなかった世界」の中で
ジョージと出会わなかったので独身を通したメアリーを
さぞ不幸なことのように描いている箇所。
結婚だけが女の幸せではないんだぞ~。
まあ半世紀前だから仕方ないか。

 今やアメリカではクリスマスの定番として
この時期必ずテレビ放映されているこの映画だが
実は発表当時は「センチメンタルすぎる」と評判は芳しくなく
大赤字だったそうだ。
アカデミー賞にもいくつかの部門で候補には残ったが結果は無冠。
私はてっきにアカデミー映画かと思っていたのに。

 夫は言う。
「昔のハリウッド映画は人々を理想化して実質以上に『いい人』として描いていた。
今は実質以上に悪く描いている。」
う~ん、何でかなあ。「いい人」の話は刺激がなくて退屈だから?

 でも退屈かもしれないけど1年に1度だけでも
「いい人の話」の映画を観るのもいいと思う。
絶望している人も「自分も誰かの役に立っている」ことに
気がついて元気がでるかもしれないし
何よりもクリスマスは私たちも無条件で贈り物をもらったように
他の人に「愛を与える日」でもあるということについて思いを馳せる
よい機会になる思うのである。

 最後にひとこと。
これが戦後すぐのアメリカ映画なのか。
日本は戦争に負けたはずだよなあ・・・。
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by arizonaroom | 2006-12-26 23:47 | 映画&TV&本 | Comments(0)

クリスマス料理

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  焼きあがったばかりのターキー。
  紙袋に入れて焼くとオーブンも汚れないし
  焼き上がりもジューシー

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グレイビーと
マッシュポテト





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  蒸し野菜と一緒に
  (我が家はトラディッショナルなものよりはるかに野菜の量も種類も多い。)
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   手作りのクランベリーソース(オレゴン土産)

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ターキーに付いていた温度計。
胸肉の部分に差しておく。
出来上がるとはじける。



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スタッフィング
ターキーの中に詰めて焼くのが普通だが衛生的でないので
我が家はオーブンで別に焼く。
ドレッシングは昨晩グツグツに煮込んだターキースープ
しかし、信じられないことに出来上がった後も
冷めないようにオーブンに入れておいたら食べるのを忘れてしまった!
気がついたのがパイを食べた後だったので
明日食べることに。
だからまだ味を見ていない。
パンも昨日焼いたお手製

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最後はパンプキンパイで締める。
ふうーおなかいっぱい~

残りの肉はすべて解体して(これが私の一番大好きな作業。何でだろう?)
ホワイトミートとダークミートに分けて保存。
骨や皮やその近辺の肉はグツグツ煮てスープを作る。
ホワイトミートは明日のターキーサンドイッチに、
ダークミートはスープと一緒にターキーチャウダーに変身。

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 LaLaTVで放映していた21世紀に入ってからの「クリスマスキャロル」
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by arizonaroom | 2006-12-25 20:33 | クリスチャンライフ | Comments(2)

クリスマスイブとクリスマス

 
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 今日はさぞかし日本中の町が賑わっていたことであろう。
私たちの教会でも、午前中はクリスマス礼拝を兼ねた通常の日曜礼拝と洗礼式、
夕方から駅の前でのキャロリングと7時からのイブ礼拝
(24日が日曜日にあたってしまったため
イブ礼拝の方がクリスマス礼拝より遅くなってしまった)
とたくさんの行事が目白押しであった。

 私たち夫婦はというと(咳だけであるが)、私が風邪ぎみだったので
今日は朝の礼拝のみ参加で後は「自宅でのんびり」のイブである。
(本当は洗礼式とリコーダーの演奏があったイブ礼拝に出たかったんだけど。)

 もっともアメリカ人の夫には「イブを教会で」という習慣は無いようである。
イブには、歌いながら家々を回るキャロリングなどはしたようであるが
もっとも大切なのは25日で
プレゼントの交換はクリスマスの朝だったそうだ。

 他のアメリカ人の友人は「我が家ではイブの方が重要」と言っていた。
だから日本の教会で、彼女の所属する聖歌隊がイブに歌うことに決まった時
彼女は「家族に何と説明しよう。」少しパニックになっていた。
たとえ教会であろうと彼女の家ではイブに外出はご法度なのである。

 日本では圧倒的にイブ、つまり「イエス様がお生まれになった日」より
前日の方が重要な日である。
なぜかというと、欧米と違ってクリスマスが休暇ではないからであろう。
それとやはりイルミネーションが綺麗な夜の方がロマンチックだからかな。
なんてったって「恋人の日」なのだから。

 さて、我が家のイブの恒例の行事はというと
まずは明日焼くターキーの下拵えとパンプキンパイ作り。
(クリスマス料理に関しては私は食器洗い担当でクッキングはもっぱら夫の仕事。)
そしてクラシックのクリスマス映画を観ること。
今年は1951年作の「クリスマスキャロル」と1946年作の「素晴らしき哉人生」を観た。
夫にとっては何十回観ようと
古いクリスマス映画を観ること無しにはクリスマスは終わらないらしい。

 
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ターキーの骨と肉、内臓でスープを作る



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by arizonaroom | 2006-12-24 23:42 | クリスチャンライフ | Comments(0)

キャロル.ギャズデンコンサート

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 予想通りの超満員の観客の中で
エネルギッシュで透き通った声が響き渡る。

 あれだけ激しく音程をあげたり下げたりしながら、しかもある歌はアカペラで
音程の狂いが全然なく(と、音感のよい夫が言っていた)
見事に歌い上げる実力はさすがである。
これぞゴスペルの真髄!といったところか。

 キャロルさんの歌う原動力はやはり「神様への愛」である。
どんな苦難の中でも
(実は先月、ご自宅が火事で全焼してしまったのである。)
神への揺るぎのない信頼と心からあふれる喜びが
歌う姿に満ち溢れている。

 当教会の牧師がショートメッセージで語っていたように
このコンサートが教会から皆様への「クリスマスプレゼント」である。

 皆様、感動と元気と神様からのメッセージ、
    受け取っていただけましたか?
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by arizonaroom | 2006-12-23 21:08 | クリスチャンライフ | Comments(4)

クリスマスチャペルコンサートのお知らせ


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   日時: 12月23日 午後2時より3時半
   場所: 久留米キリスト教会
   出演  キャロル.ギャズデン
          入場無料!(自由献金)
  
  お近くの方、ぜひいらしてください。
  お茶とお菓子の用意もあります。
 
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by arizonaroom | 2006-12-23 00:11 | クリスチャンライフ | Comments(0)