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しあわせの力

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 実は観たのはもう1か月も前なので、
ストーリーの正確さと私の最初の印象とは違ってしまったかも・・・。


 医療機器のセールスマンのクリスは
大儲けを当て込んで大量に購入した商品が売れずに大苦戦。
お金も底をつき、妻(正式には結婚していない)には去られ
そのうち住む家もなくなり、5歳の息子とともにホームレス状態に陥ってしまう。

 そんな彼にも希望があった。
証券会社の株仲買人の見習いになれたのだ。
後は6ヶ月間がんばって正式社員になること。
でもそれには問題が。なんとこの間は無給なのである。

 これは実際にホームレスから億万長者になったクリス・ガードナーの半生を基に
描かれた作品である。

 私も実は証券会社の営業職であった。
経済学とは無縁の大学生活を送った後
会社に給料をしっかり出してもらいながら
1ヶ月間ひたすら(?)勉強し、無事外務員試験にパスしたのだった。
その間は仕事は皆無。
1日中研修センターで講義を聞いていたのだから当然だ。
だから、この映画を見て、「日本はなんていい国」と思ってしまった。
たとえ外務員試験に落ちたからといって解雇されたりもしないのだから。
そのかわり億万長者も夢の夢だけど。

 そもそも半年間無給で試用なんて信じられない。
その間、彼らは営業しているのにもかかわらず。
しかも20人のうち採用されるのはたった一人である。
なんだかこれって詐欺ではないの?

 しかし、彼がいかにこの競争に勝ち抜いたかは
この話の焦点ではない。
彼が最初の顧客をつかみ、そこから芋づる式に紹介してもらっている様子も
ちらほらと出てくるが、それにも話の重点は置かれてはいない。

 結局何がテーマなのかというと
父と息子の愛とお金のない時期をいかに切り抜けていったかということである。
アメリカの証券会社の非情さに憤っていたら
なんだかわからないうちに話は終わっていたということになってしまうので
この際、それは忘れて、
ただただ二人の生活ぶりだけを見ていただきたい。
奇想天外な生活ぶりと、親子の深い絆が実に感動的だ。

 原題はTHE PURSUIT OF HAPPYNESS
もちろんこのhappynessはhappinessの間違いであるが
彼が預けていた託児所に書かれていたミススペルから
このタイトルが付けられた。
ちなみに「The pursuit of happiness(幸福の追求)」は
アメリカの独立宣言の宣誓の一部である。

 今回初の親子共演となったウィル・スミスの息子がかわいい。

 「でも、」と理屈っぽい私はまたもや考え込んでしまう。
無給の6か月の試用期間をがんばったが
採用されなかった残りの19人は
あの後どうなってしまったのだろうな?と。

 アメリカのサクセスストーリーは
時にはホームレスの人や難民、不法滞在者までにも
億万長者になるチャンスを与えてくれるが
実際に栄光をつかむのは、本当に一握りなのである。
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by arizonaroom | 2007-12-30 22:44 | 映画&TV&本 | Comments(0)

マイ・ビッグ・ファット・ウエディング

 

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 5年前制作の古い映画であるが、今日久し振りに見たので・・・。

 原題はMY BIG FAT GREEK WEDDING
文字通り、ギリシャ移民の娘をめぐって織りなされる大騒動の物語である。

 ギリシャ系とはいえ、彼らも立派なアメリカ人。
しかし、何かあれば大家族は集まり、
子どもたちは普通の学校の傍ら、ギリシャ語の補習校にも行かされ
日曜日はギリシャ正教の教会に出向く。

 父のもっぱらの口癖は
「人類には2つの種類しかない。
ひとつはギリシャ人で、もう一つはそれを羨む人間だ。」と
「すべての言葉の語源はギリシャ語だ。
(「キモノ」という語彙まで
ギリシャ語にこじつけてしまう。)」である。
パルテノン宮殿のような家に住み、
ギリシャを持ちだしたような生活ぶり。

 「ギリシャ系の娘はギリシャ系の男と結婚して子どもを産む」のが幸せという
価値観から抜け出せず、あきらめきっていたトゥーラが
ある日一大決心し、大変身を遂げ、そしてみごとに彼氏をゲット。
でもその彼氏はギリシャ系ではない。
大好きな彼と大反対の家族の間に挟まれて悩むトゥーラ。
しかしやさしい彼、イアンは彼女のすべてを受け入れ
ギリシャ正教の洗礼まで受け
ギリシャ式のウエディングに同意したのだった・・・。

 国際結婚って大変と思いながら見ていて、ハタっと気づく。
これは国際結婚ではない!
同じ言語を話し、同じ教育を受けたアメリカ人同士の「国内結婚」だった。
でも、中身はちっとも「国内結婚」ではない。
なにしろギリシャに誇りを持ち、いまだギリシャ文化を保持している大家族。
りっぱな異文化結婚である。

 イアンの両親のカルチャーショックといったらもう大変。
でも息子を信じている親は、
驚き、戸惑いながらも口出しはせず、
しっかりと息子の決断に干渉しないところがえらい。
日本だったらここで親同士が争い、
婚約解消の大騒動に発展しかねない。
事実、引き出物をめぐって 親同士の意見が対立、
もう少しで結婚解消になりそうになった
日本人カップルを私は知っている。

こういう風に成人した子どもを自分の所有物と考えずに
一人の個人として尊重するあたり、アメリカは本当に大人だと思う。
(あ、このギリシャ系家族は別)

 でも憎めないこの家族。
「お父さんは家のかしらだから逆らえない。」と嘆く娘に対し母親は
「夫は頭だけど妻は首。
首がないと頭は回らないのよ。好きな方向に回すのは私。」と。
なんという含蓄のある言葉!よく覚えておこう。
(だれ?「もう実践している」と言っているのは?)

 状況はこれとはかなり違うけど、国際結婚組の私たちにも
身に覚えがあることがいくつかあって
なんだかひとごととは思えない、懐かしい雰囲気の映画であった。


(なんだか映画のレビューというより結婚自体の感想になってしまったな。)
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by arizonaroom | 2007-12-30 00:00 | 映画&TV&本 | Comments(2)

滅びの美学

 
 「フランダースの犬」を検証するドキュメンタリー映画が
完成したという記事を読んだ。
クリスマスの日のことである。
、物語でネロの死に場所となった大聖堂のルーベンスの絵を見上げ
日本人が涙を流す姿を見たのが制作のきっかけだそうである。
実はこの物語が有名なのは日本だけなのだ。

 監督はベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人、
ディディエ・ボルカールト。
物語は1870年代に英国人作家によって書かれた。
これが日本に入ってきたのは1900年初頭。
以来、たくさんの翻訳者によって出版され続けてきた。

 しかし、英国やベルギーでは、
この物語は全然評価されなかった。
理由は結末が「負け犬の死」だからである。
特にベルギーでは自分たちを冷たい人間に描いた英国人を許せない。
考えてみたら外国人が勝手にベルギーを舞台にして、失礼な話ではある。

 それに対して日本では「フランダースの犬」は
昔から児童文学集の中に入っていたと思う。
爆発的ブームになったのは1975年に始まったアニメ番組からであろうl。
そのアニメを見て育った世代が海外旅行するようになり
物語の場所をひと眼見ようと
アントワープに続々と押しかけ
そんな物語があったことも知らなかった観光課の職員は
驚きながら図書館で猛勉強。
それがきっかけでとうとうネロとパトラシュの像が
できてしまったのはあまりにも有名な話である。

アメリカでは数回、この話が映画化されたが
そのどれもがハッピーエンドに変えられているという。
前回のは原作通りのエンディングとハッピーエンディングの2つが準備され、
日本ではもちろん悲劇版が上映された。

 話を元に戻そう。
この物語がなぜ日本でのみ共感を集めたのか
監督は3年を費やして解明を試み、
浮かび上がったのは日本人の心に潜む「滅びの美学」だったのだそうだ。

 確かに潔く散る桜をわれわれはこよなく愛す。
新撰組も義経も好きである。
でも私に関して言えば
最初から悲しい結末がわかっているこのアニメを
毎週見る気になんてとてもなれなかった。
数年前のアメリカ映画だって当然パスした。

 もちろんハッピーエンド版を手に入れる方法だってあったけど
(アメリカでは当然ハッピーエンド版)
子どもの頃に読んでからストーリーは頭に刷り込まれているので
そんなトリックにだまされようもない。
これを何回も読んで、あるいは観て毎回涙する人の気が知れない。

 私が思うに、日本人は悲しいエンディングが好きだったのではなく
かわいいアニメーションと
貧しいながらもまっすぐに
生きているネロと
ほほえましいパトラッシュとの関係が
好きだったのだと思うのだが。
 
だから、このドキュメンタリー映画では
いったい日本人をどのように「調理」したのか
非常に興味がある。
はたして私たち日本人までも納得させることができるものだろうか。
機会があればこのドキュメンタリーをぜひ見たいと思っている。

 
 

 最後にひとこと。
「マッチ売りの少女を好きなのは日本人だけではないでしょう?」
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by arizonaroom | 2007-12-28 23:58 | 映画&TV&本 | Comments(4)

サンシャイン2057

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 2057年。太陽が死滅が目前となり
地球も存亡の危機に。
そこで宇宙船イカロス2号に乗り込んだクルー8人。
彼らのミッションは太陽に核装置を発射、
再び活性化させるという非常に危険かつ重大なもの。
その任務の途中
彼らは数年前に消息を絶ったイカロス1号を偶然発見する。

 あら?この人だれ?
なんだか真田広之に似ているわ・・・
と、思いながら見ていたらやっぱり真田さん!
へえ~こんなところにいたのね。
「ラストサムライ」や「トワイライトサムライ」カッコ良かったものね~。

 彼の役は宇宙船のキャプテン。
非常に重要な役柄である。
しかも人格者。
「でも」と私は思った。
いくらかっこよくてもハリウッドの大スターではない。
こんなに出ずっぱりでしかもヒーローチックに最後までいくはずはない。
この映画は見たところサバイバルゲームのようだから
最初の脱落者がたぶん彼・・・・。

 私のこの予測が当たったかどうかは映画を見てのお楽しみ。
しかし、このクルーたちは心身ともに頑強なエリートたちのはずであるのに
けっこう精神的な弱さを丸出しなのである。(真田さん以外)
そりゃ、人間は危機に直面したらそうなるのは当たり前かもしれないが
いくらなんでも、地球を救う任務を負っている人が
こんなにふつーの人であっていいわけはない。

 そんなことを思いながらみていると
突然ゾンビが登場!
SF映画だと思っていたけど
実はホラームービーだったのね~。
なぜ彼(どの彼か?は言わない)が
ゾンビになってしまったのか、
その意味も理由もよくわからないまま
逃げ惑うクルーたちを茫然と眺めているうちに
主人公たちへの感情移入ができなくなってしまった。

 おかげでクライマックスの美しいシーンにも
「感動しなさい」モードのBGMにも
「だから何?」という感じ。
こんな崇高なテーマをこんな風に扱ってしまっていいの?

 唯一の収穫は真田広之の上手な英語を聞けたこと。
もちろん書かれたセリフをしゃべっているだけなのだが
しっかり演技しているし
アクセントもほとんど無い。(夫談)
ラッシュアワー3も出ているようだし
これからもハリウッドで頑張ってほしいものである。
(あ、なんだか映画レビューではなく真田讃歌になってしまったわ。)
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by arizonaroom | 2007-12-27 23:48 | 映画&TV&本 | Comments(0)

アメリカでは

今朝夫はアメリカに住む家族全員に
「メリークリスマス!」の電話をしまくっていた。

 受話器の向こう側は
まさにクリスマスディナーの真っ最中。
なんと驚いたことに
どの家族もターキーを食べていなかった!

 11月の感謝祭で食べたから
もう充分と思ったのかな?
確かにこんな短期間に
2回も食べたくなるものではないよな~。

 欧米からたくさんの文化や習慣を
取り入れてきた日本ではあるが
クリスマスの定番料理を
ターキーやフルーツケーキから
ローストチキンといちごのケーキに
してしまったのは実に賢かったと
つくづく思った私であった。
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by arizonaroom | 2007-12-26 23:55 | クリスチャンライフ | Comments(4)

今日はクリスマス!

 
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 ほとんどの日本人の間では
昨晩のイヴの方が盛り上がっていたと思うけど
(クリスマスは平日
+夜の方がイルミネーションがきれいで盛り上がりやすい?)
我が家では大切なのはクリスマス当日。

 ということで夫は今朝からクリスマス料理の準備に大忙し。
私はというと、今日はレンタルビデオショップが190円デーなので
開店時間に合わせて借りに行く。
夫にリクエストがあるか聞いたら
「グリンチとエルフ。クリスマスだからね。」
・・・・・・
聞かなきゃよかった・・・。

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 焼く前のターキー。ターキーはパサパサしているので
 本当は数時間、塩水か砂糖水に漬けておくのがよいそう。

 紙で作られたターキーバッグというのがあって
それに入れて焼くとオーブンも油で汚れないし
焼き上がりもよくなるが、アルミホイルで代用。
ショッピングバッグを再利用したこともあったが
やはりそれだと衛生上よくないので。

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スタッフィング。ターキーの上からもかけるので
ドレッシングともいう。
これも生肉の内臓の中に入れて焼くのは
衛生上不安なのでターキーとは別に焼いて
サイドディッシュにしている。f0037623_2312537.jpgf0037623_23121956.jpg


 
 

 右はターキーの胸に刺して焼くもの。
しっかり焼きあがると刎ねて教えてくれる。
 左はウィッシュボーン。
2人が願い事をしながら端を持って引っ張り合う。
折れた時長い方を持っていた方の願いが叶う。

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さつまいもで作った「な~んちゃってパンプキンパイ」。
調味料はすべてパンプキンパイの分量で。
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 結局借りて見た「グリンチ」と「エルフ」。
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by arizonaroom | 2007-12-25 23:20 | クリスチャンライフ | Comments(2)

クリスマスイヴ

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        土曜日に買った冷凍のターキー。
        どのくらいの大きさかは隣のきゅうりと比べてみて。


 今日は日本中の若い恋人たちがクリスマスイルミネーションの中で
ロマンチックな夜を過ごし
家の中ではクリスマスケーキでお祝い(何の?)、
夜になると子どもたちはサンタクロースの夜中の訪問を
期待してドキドキしながら眠りにつくのだろうな。

 一方クリスチャンたちはイヴ礼拝(カトリックはミサ?)
につどい、イエス・キリストの降誕を心から祝い、賛美し、祈る。

 ところで我が家のイヴはいつもどおり自宅で
古~い白黒の映画、「素晴らしき哉!人生」と「クリスマスキャロル」を見る。
夫にとってはこれがないとクリスマスではないらしい。
確かにいい映画ではあるのだけど、毎年見るのはね・・・・・・。

 さあて明日はターキーを焼き、パンプキンパイだ。
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by arizonaroom | 2007-12-24 23:12 | クリスチャンライフ | Comments(2)

クリスマス祝会

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 午後から教会のメンバーによるファミリーコンサート。
みんな才能あるのね~。
家族のユニットも多かったが
意外な組み合わせもあって興味深い。
和やかで楽しい音楽会だった。

 来年も楽しみ~。

 
みなさん明日のグレイスはお休みですのでよろしく。
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by arizonaroom | 2007-12-23 23:40 | クリスチャンライフ | Comments(2)

クリスマスチャペルコンサート

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 200人は絶対超えていた。
すごい数のお客様である。
うちの生徒たちもけっこう来てくれていた。

 キャロルさんは、あの小さな体からは
考えられないほどのダイナミックな声量の持ち主。

 サンタクロースの歌ではなくて
本当のクリスマスの歌、
そして本物のクリスマスのお話。
皆さん楽しんでいただけましたか?
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by arizonaroom | 2007-12-22 20:41 | クリスチャンライフ | Comments(2)

ちょっと手抜きだけど

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 クリスマスについてたくさん書こうかと思い
去年のブログを読み返してみたら
けっこういろいろ書いていたようで、
危うく同じことを書くところであった。

 ということで今日のブログは
それを貼り付けておしまい。

 な、なんという手抜き~。
 
アメリカで過ごしたクリスマス
アメリカのクリスマスツリー事情
クリスマスはやっぱり七面鳥
クリスマスは何をお祝いする日?
真っ暗闇のクリスマス
日米のクリスマスプレゼント事情
「メリークリスマス」復活!
クリスマスイヴとクリスマス
クリスマス料理
すばらしき哉人生!

 ちなみに明日は午後2時から久留米キリスト教会
キャロル・ギャズデンチャペルコンサート
みなさんぜひいらしてね!
ちなみに去年のコンサートの様子はこちら
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by arizonaroom | 2007-12-21 21:28 | クリスチャンライフ | Comments(0)