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ロビン・ウィリアムズのもしも私が大統領だったら

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 日本で劇場公開されなかった映画をDVD化する時の邦題には
いつもがっかりさせられる。
なんというか、とても安っぽい、観客におもねっているような
まるでB級ムービーですと自ら告白しているような
そんな感じである。
 ちなみに原題は「Man of the year」
 
 確かに自宅のソファで寝そべりながら見る人に
選んでもらうわけであるから
ダイナミックなタイトルを付けても仕方がないのかもしれない。

 この映画はコメディとしてはものすごく中途半端である。
発想はよい。
おそらく昨年の大統領選挙には不満があった人はたくさんいたに違いない。
(国民の知らないところで持ち回りで
選んでいるとしか思えない日本よりマシではあるが。)

 ひょんなことから大統領選挙に出馬してしまうことになった
人気コメディアンのトム。
あれよあれよというまに当選。
どうせならこのまま最後までコメディ路線で
突っ走っていってほしかった。

 中盤は突然サスペンスとなる。
実は彼の当選はコンピューターのミスだったのだ。
それに気がついたシステム設計者の女性。
公表しようとする彼女を当然のように会社のCEOは阻止しようとする。

 普通のサスペンスならここで命を狙われるのだが
さすがに一応コメディという名がついているこの映画では
そこまではしない。
(見てのお楽しみ。)

 そして後半。
コメディなのに話は常識の範囲内に収まっていく。

 人にはそれぞれの守備範囲があるといいたいのか。

 映画を見終わって私は叫びたくなった。

 で、結局なんだったの?
 最初の大風呂敷は!

by arizonaroom | 2009-01-10 22:26 | 映画&TV&本 | Comments(0)