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ネット詐欺その2

 昨日の続き。

 私が発見したのは、同じ文面のメールだ。
「Good day,」で始まり
「I want you to know that am so much interested in buying the advert you posted for sale.」と続く。
 ここにアイテムの名前が入っていないところがミソである。
そして次の文面。

1}I need to know if you still have it for sale
2}Present Condition
3}Your least selling price for the item
4}recent picture for the advert 

 どのセーラーにも通じるような内容でありながら、でもやはりどこか違和感が。
 そもそも「least selling price」って?
ま、言わんとしている意味がわかるが・・・。
  
 最後は偽物のブリティッシュマンらしく「Best Regards,」で締めくくる。

 そして何回かメールをやりとりすると次の文面が来るのである。


I'll instruct my Client in the States,to issue out a Certified Cashier's Check tagged $320, drawn from a US bank in your name.Having it in mind that business is based on trust,When you receive the check, cash it, deduct the amount due for the purchase, and send the remaining funds to my shipping Agent via Western Union Money Transfer,whom will then come over to your location for the pick up and take care of all shipping issues. If you are alright with this arrangement, provide me the following info:

1)Name as to be written on check
2)Full address to where the check will be mailed out to
3)phone # so as to contact you



 このサギ文面はマニュアル化されていたのね~。

 もう何がGet back to me asapだ!

 ついでに彼の名前も、emailアドレスも見つかった。
アメリカ人の集まるフォーラムで、「こんなメールをもらった」という人が公開している人がいたのだ。
 それも、2008年7月4日。半年も前だ。

 だいたい詐欺を働くのなら、名前とメルアドくらいもっとマメに変えろっつうの!

 もっと面白いものも発見!

 この詐欺師)をからかっちゃった人がいるのだ。
(ちなみにこちらは名前もメルアドも別)
彼は言う。「話のタネに偽物の小切手でもらってみようか。」と。
そしてその一部始終をネットで公開している。
タイトルも「Having Fun With a Scammer」
 (簡単に翻訳してみました。こちらをどうぞ)
 
 アメリカ人はタフだ。いや、よっぽどヒマなのか。

 さて、夫はどうしたかというとー
最初は「残念なことにもう売れてしまったんだ。でも同じような商品を見つけたよ。」と
上の詐欺師をからかうサイトを貼り付けてしまおうか等と言っていたのだが
「支払いはpaypalしか応じない。sorry」くらいに留めておいたようである。

by arizonaroom | 2009-02-19 23:21 | コンピューター&カメラ | Comments(2)

Commented by ぱれっと at 2009-02-20 00:43 x
詐欺師のはなし、面白いです〜^^
どうなっちゃうのかと、興味津々でした。でも、英語の部分は、よくわかってないんですけどね(^^;
世間にはいろんな人がいて、いろんな手口でお金儲けをねらっているんですね〜。用心しなくちゃ。
この詐欺師は、結局逮捕されたりはしないのかしらね。野放しになっているのが不思議です。あ、ここまで見抜かれてるから、もうだれもだまされないのかしら?
Commented by arizonaroom at 2009-02-20 22:21
ぱれっとさん
今日、詐欺師と対決した人のストーリーを和訳してアップしましたので
ぜひお読みください。
このストーリーは2004年なんですよ。
まだ同じ手口の人がいるなんて驚きです。
まあ、「全ての人が情報通だとも限らないし
存在を知っていても「オレオレ詐欺」に引っ掛かる人もいるから
こういうのは永遠に不滅なのかもしれないです。
悲しいことですが。
私にできることはこうやってそ
の手口を世間に知らしめることだけです。
まあ、言葉の問題とか、小切手の普及などの違いで
日本にはこの手の詐欺はほとんど無いかもしれませんが。