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キリストは何を食べていたのか?

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 クリスチャンで医学博士のドン・コルバートの著書で
訳と解説を越智道雄氏がしている。
 
 副題は「聖書から読む『神に近づく食生活』」。

 タイトルだけを見ると神に近づくようにストイックな生活をせよという風に
感じられるかもしれないが、けっしてそんな本ではない。

 アメリカ人のかなり不健康な食生活を憂いている著書が
キリストの時代の食生活こそ健康の源だと説いているのである。
聖書の引用こそたくさん出てくるが
クリスチャンでない人にも参考になる本である。

 キリスト教、といってもイエスは
彼はモーゼの律法に基づいた生活をしているので
これはむしろユダヤ教の、といった方が正確かもしれない。

 彼らの食生活がいかに理にかなっていて健康的かというのと対照的に
現代人の私たちの食生活はかなり悲惨である。
 ファーストフード、加工食品、そして必要以上の肉や脂肪の摂取。
これで病気にならないほうが不思議である。

 肉自体も、この時代のものとわれわれが食べているものはまったく違うというのも
けっこう衝撃的である。

 中世のヨーロッパでペストが流行った時も
多くのユダヤ人が無事だったという事実は
彼らが律法に基づく食生活のおかげなのかもしれないという説には
思わずうなづいてしまった。

 この本の結論はライフスタイルからヘルススタイルへ

まず加工食品を追放する。
もっぱら全粒穀類製品だけを調理するか焼く。
新鮮な豆類、果物、野菜を食べ
肉類は少量に絞る。
バター、マーガリンの代わりにエキストラバージンオリーブオイル

 ・・・・・書いているうちにだんだん絶望的な気持ちになってきたので この辺でやめておく。

 今これを書いている最中(午後10時)に
突然クッキーを焼きだした夫にも
誰か、何か言ってやってください。

by arizonaroom | 2009-12-04 22:24 | 映画&TV&本 | Comments(0)