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ロイヤルウェディング

 一昨日は「どうでもよい」と書いてしまった私だが
結局、CNNのリアルタイムで数時間
ぶっ通しで見てしまった。

 しかし、いつもなら災害や人災、戦争が最優先のCNNが
シリアやリビア、バレーンなどを横に置いて
ロイヤルウェディングを一日放映し続けていたのも
驚きである。

 そもそも王室の存在が理解できないアメリカ人たちである。
(たまたま昔、腕力と知力が人より勝っていた祖先がいたために
 世襲で搾取し続けているのが貴族という認識。)

 それがアンダーソン・クーパーやイギリス人のピアーズ・モーガンたちが
思いっきりミーハーな発言を連発しているのが面白い。
みんなアメリカで見ているのかしらね。

 夫は「アメリカではこんな結婚式は絶対に無いから
面白かった。」というが。

 花嫁のケイト・ミドルトンさんは、もう愛称では呼ばれずに
ケンブリッジ公爵夫人のキャサリン
と呼ばれるようになる。
貴族ではないけれど凜とした彼女は
きっと素晴らしい未来の王妃となるであろう。

 ウィリアム王子もロイヤルキスの後
軍服と同じ色、真っ赤に顔を染めて
なんだかう初々しかった。

 ヘンリー王子もシャイでかわいらしい。
お兄さんをとても嬉しそうに見ていたのが
印象的だった。
歩き方はまるっきり軍人らしくなかったけど
アフガニスタンの前線にいたんだよね。
(ちなみに、ヘンリー王子は英語圏では愛称のハリーと呼ばれている。)

 挙式の時に王子が
「 Prince William Arthur Philip Louis」と呼ばれていたのを
聞いた夫、
「そうかルイという苗字だったのか。」と。

「違うよ。あれは全部個人の名前。
イギリスの王族には苗字は無いのよ。」

「苗字が無い人なんているの?」

「日本の皇族もそうだけど
だから称号、タイトルがあるのよ。
だからウィリアムは独立してケンブリッジ公爵になったのよ。」

 「独立?」

「前はチャールズ皇太子と一緒のウェールズだったけど
結婚したから新しい公爵家を作ったの。」

そっか。アメリカには皇室はないからね・・。

 テレビではダイアナ妃の結婚式と比較して
映像を流したり解説したりしているが
なんだかみんな無神経だなと思う。

 当時の妃は幸せいっぱいだったけど
実はあの頃からチャールズの心の中には
ダイアナ妃はいなかったのも、
あの結婚がとても不幸なものだったことも
そして16年後の悲劇も
私達はみんな知っているから
今回のウィリアム王子の結婚の映像と一緒に
彼女の笑顔の映像を見るのは
ちょっとつらかった。

 それにしてもイギリスの上流階級の女性たちの帽子の
なんと個性的なことか!
しばらく世間の話題に上りそうだわ~。



 

by arizonaroom | 2011-04-29 23:28 | 異文化 | Comments(5)

Commented by aamui at 2011-04-30 06:54
挙式中もよくお喋りをしていましたね 読唇術を解る人には解ったのかしら? 豪華絢爛の中でとてもシンプルなドレスが人柄をあらわしているようで良かったですね 私もしっかり見てしまいました 女王の安心した表情が良かったです
Commented by arizonaroom at 2011-04-30 10:44
aamuiさん
最初は緊張していたようですが、後の方では
リラックスしていたようですね。
ケンブリッジ公爵夫妻で
イギリス王室の未来が明るくなり、よかったです。
Commented by arizonaroom at 2011-04-30 13:40
aamuiさん
CNNでやっていました。読唇術を。

結婚式ではケイトに
「とてもきれいだよ。ドレスも素敵だ。」
そして義父に
「これは家族だけの結婚式のはずだよね。」(皮肉を交えた冗談)

バルコニーで
「準備できた?Shall we?」
Commented by aamui at 2011-05-01 10:47
ありがと~~ 昨日ビデオでクイーンという映画をみました 女王の穏やかな喜びが納得できました 私はどうもダイアナの媚を含んだまなざしが好きになれません
Commented by arizonaroom at 2011-05-01 15:37
aamuiさん
私もその映画は見ましたよ。
ダイアナ妃はすごく内気で恥ずかしがり屋だったから、そのせいであのように上目使いの眼差しになってしまったのかもしれませんね。