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ケーシー・アンソニー

 フロリダ州で2歳の長女ケーリーちゃんを殺害したなど7つの罪でで告発されていた
ケーシー・アンソニー被告に対して
5日、12人の陪審員は偽証罪以外は全て無実との評決を出した。

 これでアメリカ中は怒号と悲しみで大騒ぎになってしまったのだ。
なぜならほとんどの人が、彼女の犯罪であることを確信していたから。

 状況証拠は、彼女が犯人だと示しているが
どれも完璧ではないし、本人も否認している。

 陪審員は皆ケーリーの悲劇に涙し、
ケーシーにもよい感情は持っていなかったと
アメリカのメディアは伝えている。
それなのになぜ無罪だったのか。

 アメリカの陪審員が決めるのは無罪か有罪かである。
彼らは、もしケーシーが有罪になれば
たぶん死刑になるであろうということは知っている。

 この決定打が無いなかで有罪にしてしまっていいのだろうか。
99・9パーセント怪しくても
0.01パーセント無罪の可能性があるのなら
有罪にするべきではないのだ。
苦渋の決断だった。

 ケーシーは来週出所する。
でもこれからが大変である。
世間は彼女の敵ばかり。
Facebookでも彼女を糾弾するグループが出来上がり
短い間にかなりの人数が参加しているという。
中には彼女を制裁せよなどという穏やかでないものもある。
彼女は当分雲隠れするか、24時間警護が必要だ。

 そのうち、どこかのマスコミが彼女に
自伝を出版することを持ちかけるかもしれない。

 まだまだこの事件は終わりそうにない。

 今の私にできることは、天国にいるケーリーちゃんのために
ただただ祈ることのみである。

by arizonaroom | 2011-07-08 22:35 | ニュース | Comments(0)