資本主義の行きつく先
2006年のCEOのトップ100人の一人当たりの所得は
平均の労働者の1723人分である。
1979年~2006年の間に上位5%の高額所得家庭の収入は87%増えている。
2005年の上位1%の高額所得世帯は全体の収入の1/4を占めている。
少し古い資料だけど、これがアメリカの現実である。
共産主義を悪の象徴だと、激しく拒否し続けてきたアメリカ。
国民皆保険の導入を、社会主義を持ち込むなと拒むアメリカ。
結果、アメリカの医療費は天文学的な数字なのに
5000万人のアメリカ人は医療保険に未加入である。
世界は独裁国家を手厳しく非難するけれど
1パーセントの金持ちが4分の1の富を独占している国と
どれほどの違いがあるというのだろうか。
共産主義も理論上では理想的なはずだったのに
人間の弱さが、破たんを導いてしまった。
資本主義も同様に
今さまざまのひずみに悩まされている。
もちろん、日本もひとごとではない。
まるで社会主義のような国だったのに
今や所得の格差は広がる一方である。
世界で起こっている反格差デモ。
今後資本主義はどこへ向かって走って行くのだろうか。
by arizonaroom | 2011-11-02 22:24 | ニュース | Comments(4)
どの主義でも考え方でも、
やはり、富は有る所に集まってくるのですかしらね。
持っている人が、どんどん配る
これが一番かしらね。
保険金詐欺の容疑者がリポーターに
「金は寂しがり屋だから、金がある所に集まってくる。」と言っていたのを思い出しました。
この統計では、お金持ちへの税金が下がっているとも書いてありました。今後はもっとお金持ちに厳しい税率にするべきですよね。
人間、生きて行くのに必要なお金は限度があります。平均労働者の1000人分の収入を、どう使うのかしら?さらにお金がお金を生み出して行くのでしょうねえ(ためいき
アメリカの格差はすごいです。
日本のお金持ちは目立たないようにひっそりと暮らし
お金の無い人は背伸びをして暮らすので
生活の差はアメリカのようにはありません。
(お金持ちの桁も違うけど。)
アメリカはお金持ちはお金持ちのように、
貧乏な人は貧乏なように暮らしているんです。