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アウェイク

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全身麻酔の手術中に意識を取り戻してしまった青年の
恐怖を描くサスペンス・スリラーである。

 冒頭からいきなり大富豪のクリントンは死亡宣告を受けてしまう。
で、これからどうなるの?と思っていたら話は過去にさかのぼる。

 クリントンの婚約者に大激怒の母。
そして重い心臓疾患のある彼に
なんだか怪しげな心臓外科医(母の恋人かも?)に
強引に執刀させようとする。

 しかしそんな強い母に逆らうように
クリントンは結婚を強行し
さわやかな青年医師に命を委ねる決心をするのだ。

 しかし、クリントンは手術中に目覚めてしまう。
目覚めてはいるが目を開けること声を出すこともできない。

 麻酔が効いていないので恐ろしいほどの激痛が彼を襲う。
その状態を想像するだけで身の毛がよだってしまう。

 でも事態はもっと悪い方向へ向かっていく。
ここでクリントン殺害計画が明るみに出てくるのだ。

 このままでは事故に見せかけて殺されてしまう。

 動けないクリントンが、この危機をどうやって乗り越えるのだろうか。

 と、ハラハラドキドキしながら見ていたら、
なんと激痛のあまりクリントンは幽体離脱してしまった。

 えっ?
 これってサスペンスでしょ?
まさか、「ゴースト」のように超常現象で悪者を撃退?

 いや、そうではなかった。
彼はゴーストになっても何もできないのである。
がっくりと自宅に戻ってしまうゴーストくん。
育ちがよいせいか諦めもよいのである。
まだ生きてはいるんだけど。

 と、ここで出てくるのはお母さんである。

 親はいつまでも子どもをコントロールできると思うのは大間違い、
いい加減、子離れしなさいよ、
という話なのだと思ったら
実はまったく違ったのだった。

 母は強し。母は賢い。母の愛は無限大。
お母さんにはかなわない。
おかあさん、万歳!
 
 なんだ、そういう話だったのか。
手術中の覚醒という発想自体は面白かったんだけどね。

 妻となるジェシカ・アルバの美しさに見とれてしまったが
彼女って2010年のゴールデンラズベリー賞で
最低助演女優賞をもらっちゃっていたのね~。


 

by arizonaroom | 2012-01-10 22:55 | 映画&TV&本 | Comments(2)

Commented by 花ケーキ at 2012-01-13 21:22 x
わあ~~~
見たいです。
何がどうなっているのやら
Commented by arizonaroom at 2012-01-13 23:46
花ケーキさん
クリントンは結局何もしていないんです。
お母さんが助ける手法は驚きです。
ぜひご覧になってください。