南三陸その2
防災対策庁舎。
30人の職員のうち助かったのはたったの10人。
「6メートルの津波が予想されます。逃げて下さい。」
マイクで避難を呼びかけた結婚間近の
24歳の女性も尊い命を犠牲にしてしまった。
特別養護老人ホーム。
見晴のよい高台にあったホームにも
津波は容赦なく襲いかかった。
入所者とショートステイ利用者計67人のうち46人が死亡、
2人が行方不明になり、職員も1人が亡くなった。
施設の中。
職員たちは車いすを押しながら
必死でお年寄りたちを助けようとしたのだ。
その時に職員のひとりから聞いた話は
とても衝撃的なものだった。
震災後、高名な学者たちが聞き取り調査に来た時は
トラウマが大きすぎて
ひとことも言葉を発することができなかったという。
1年8か月という時間の重さを感じさせる駅。
by arizonaroom | 2012-11-28 21:12 | クリスチャンライフ | Comments(0)