ネット時代の捜査
最初から有力な犯人情報があったのにもかかわらず
逮捕されたのは1週間後である。
被疑者が未成年であるのと、証拠や証人など、いろいろな諸事情で
慎重に捜査をしていたのだと後で警察は説明していたけれど
このネット時代には、そんなことは全く通用しなくなってしまった。
逮捕前なのに、あちこちで被疑者の顔写真と姓名が
拡散してしまったのだから。
他の未成年の殺人事件の時にも思ったけれど
結局、「未成年を守る」という法律が
逆に未成年犯罪者のプライバシーを丸裸にしてしまっている。
ネット上には、恐ろしいくらい調査能力がある
人物たちが潜んでいるのである。
もちろん、ガセもあり、濡れ衣で大変な目にあっている人たちもいるのだが。
ともあれ、テクノロジーが私たち人間が処理できる範囲をはるかに超えて発達し
モラルや常識が追い付いていない現象が起こっている。
はたして、その行き着く先はどこなのであろうか。
by arizonaroom | 2015-02-28 23:58 | コンピューター&カメラ | Comments(0)