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マジック鑑賞年齢

 
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 子どもたちは皆マジックが大好き。
目の前でマジックを見た時の反応は
実にさまざまだ。
しかし、年齢によって理解力が違うので
マジックを見せるのにも注意が必要である。

 小学生くらいになると、思い切り楽しんでいる。
マジックにはタネがあるとわかっているからである。
「あ、これテレビでやっていた。タネ知っているもん。」とか
「なんか赤いのが見てたみたい。」
とコメントも容赦がなかったりするが。

 幼稚園の子達のクラスでは
手品のフィナーレでシーンとなってしまった。
後でビデオをまわしてみると
表情には戸惑いがはっきりと現れている。

 塗り絵のマジックで
皆が好きな色を叫ぶと
白黒からカラーに変わるというのがあった。
最初はカラーに変わった。
だが2回目の時は絵がすべて消えて真っ白になってしまったのだ。
STEVEいわく
「みんなの声が大きすぎて真っ白になっちゃった。」
後になってひとりの子どもがお母さんに
「私の声が大きすぎてマジックを失敗させちゃったから
ごめんなさいと言っておいて。」というようなことを言ったそうだ。
(翌日お母さんは別のクラスで会うことになっていた。)
小さな子どもには後のフォローも大切である。

 マジックショーでは時々ボランティアも募る。
これも手品の一環なのだが
子どもたちはけっこう
「手品のお兄さんが困っていたけど
自分が手伝ってあげたからマジックが成功した。」
と思い込んだりするのである。

 物語の世界と現実の世界の区別がついていない子たちは
さらに大変。
マジシャンは魔法使いだと思い込んだり
自分も同じことができると信じ込んだりするのである。

 
 2歳は微妙な年である。
目の前で消えたボールにどう対処していいかわからなく
思わず泣いてしまう子も。
1歳だと何が起こっているかわからず平然としていたりするが
2歳半くらいだと物理に反していることが理解できるからである。

 先日ディスカバリーチャンネルで見た実験では
6ヶ月くらいの赤ちゃんでも
物理的に不可能なことを目の前で見せられると
目を丸くして驚くということが証明されていたが
私の経験からいうと1歳前後の子どもたちは
目の前の手品には無関心なことが多い。

 「マジック」という言葉を聞くと
目がきらきらと輝く子どもたち。
だからマジッシャンはやめられないのだろうな。

by arizonaroom | 2007-04-21 23:28 | 異文化 | Comments(0)