イギリス的生活とアメリカ的生活

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 まず最初に、この翻訳のタイトルは
本の中身を正確に表していない。
原題の「BRIT-THINK.AMERI-THINK」
(造語でイギリス人的思考、アメリカ人的思考)を
訳者は、なぜ「生活」と訳したのかは謎である。

 アメリカで育った著者がイギリス人男性と結婚して
イギリスに住んだことによる
自身のカルチャーショックに基づくエッセーであるので
その違いが顕著にわかり、大変興味深い。

 でも私は思う。
アメリカには平均的なアメリカ人などというものは存在しないのだと。
なぜなら
彼女がアメリカ人の特徴として書いている性格のいくつかは
私の知るアメリカ人は全く有していないのである。
きっと彼女は都会育ちのインテリなのだろうなと思った。
(注:私の知るアメリカ人が無教養の田舎育ちという意味ではない。)
もちろん、「なるほど」とうなづけるところたくさんあるが。

 かなりアメリカサイズされている日本人のほとんどは
アメリカ人気質に共感を覚えるかもしれない。
でも、イギリス人の中に、
私たちと同じ島国根性を発見しドキッとすることも。

 
 ちょっとけちもつけてみたが、ともあれ
私たち日本人はよく「欧米」とひとくくりにしてしまいがちであるが
これほど違うのだということを再認識させてくれること請け合いである。
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by arizonaroom | 2007-06-16 23:04 | 映画&TV&本 | Comments(2)

Commented by palette12 at 2007-06-16 23:37
アメリカ人と英国人のカルチャーショックを題材にした本や映画、面白くて大好きでした。「ラルフ一世はアメリカン」というコメディー映画なんて、爆笑で見ましたよ。でも、アメリカ人が多様だというのは、実感としてはあまりわからいのね。そういう意味で、arizonaさんの発言は、いつも新鮮なんです。
私は、「マジソン郡の橋」のような素朴で良識的なアメリカ人、「Sex and The City」のような、ニューヨークのアメリカ人はイメージしやすいんですけれど・・・。(英国人となると、推理小説に出てくる人オンリーです。)
Commented by arizonaroom at 2007-06-17 20:09
paletteさん
映画やドラマのアメリカ人はかなり現実とは違います。日本のドラマだってそうですよね?
英国人はどうなのだろう?
私の知っている限り(そんなに知らないけど)
頑固でマイペースな人が多いかも。
ちなみに通っていた英会話学校の先生たちは
皮肉屋が多かったです。
昔OKIDOKIというケーブルのチャンネルでやっていた
イギリスのTVドラマ「こちらホゲホゲ法律事務所」というのが本当にイギリス的で面白かったです。もう一度見たいんだけど捜せません。