終戦記念日

 
 昨日に引き続き暇だった私たちは
3本の映画を見、最後は「ドリームガールズ」で
楽しく1日を閉めた、はずだったのだが
ヒストリーチャンネルでアメリカ製作の
終戦直前の映像を見てしまい、
一気にどーんと重くなってしまった。

 よく国際結婚を長続きさせる秘訣として
「政治と宗教の話はするな。」というのがある。
日本人同士の結婚では「相手の家族の悪口を言うな」というのと
同じようなレベルであろうか。
でもうちではどちらの話もよくしている。

 特に先の戦争については原爆の是非も含めて
けっこう話し合ってはいた。
でも今日の映像はちょっと衝撃的で
お互いに言葉を交わすことが全くできず
ふたりともただひたすらテレビの画面に見入るばかりであった。

 アメリカ製作のテレビ番組なので
アメリカから見た最後の日本への攻撃の様子である。
見たのは最後の20分くらいであるが
焦土と化した東京、横浜、
そして沖縄上陸に神風特攻隊。

 日本から見たら徹底的な無差別攻撃や原爆のどこに
必然性があったのかと叫びたくなってくるところである。
でも、連合国側はこんな状態になっても
降伏しない日本にある種の恐れとフラストレーションがたまっていたのだ。
ここまで徹底的にたたきのめしたらもう降伏するだろうという期待が
何度も何度も裏切られてきたのである。

 しぶとさというより日本はただ
戦争の終わらせ方を知らなかったのだと思う。
そこにこの戦争の大きな悲劇の一端がある。

 沖縄で戦った元アメリカ兵の証言も衝撃的であった。
捕虜を撃ち殺したのだという。
連れて行く場所がなく、置いていったら
また前線に復帰するという恐れがあったので
選択の余地がなかったのだ。
アメリカも国際法を犯していていながら
全然裁かれていないという事実。
勝てば官軍とはよくいったものだ。

 でも負けるが勝ちという言葉もある。
アメリカはこの戦争で何も学ぶことができなかった。
なぜかというと日本は戦時中とは打って変わって
模範的な敗戦国になったからである。

 負けたとなれば潔く降参し
今までの価値観も捨て去り
(慰安婦問題などまだまだ問題も残っているが。)
アメリカの忠実な僕となった。
また押し付けられた憲法ではあるが平和条約を守り、
世界がまた戦争を始めても
関係がないとばかりにもくもくと働いき
今の経済大国の地位をものにした。
もちろん2つのイデオロギー間の冷戦も
追い風とはなったのではあるが。
この日本の潔さが何をもたらしたのかは
今のイラクやアフガニスタンをみればよくわかる。
 
 アメリカは本土が戦場になることなく戦勝した国であるとともに
日本が模範的な敗戦国だったことも手伝って
反省することを忘れてしまい
現在も不毛地帯から抜け出せないでいる。
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by arizonaroom | 2007-08-15 23:55 | 異文化 | Comments(0)