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サンシャイン2057

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 2057年。太陽が死滅が目前となり
地球も存亡の危機に。
そこで宇宙船イカロス2号に乗り込んだクルー8人。
彼らのミッションは太陽に核装置を発射、
再び活性化させるという非常に危険かつ重大なもの。
その任務の途中
彼らは数年前に消息を絶ったイカロス1号を偶然発見する。

 あら?この人だれ?
なんだか真田広之に似ているわ・・・
と、思いながら見ていたらやっぱり真田さん!
へえ~こんなところにいたのね。
「ラストサムライ」や「トワイライトサムライ」カッコ良かったものね~。

 彼の役は宇宙船のキャプテン。
非常に重要な役柄である。
しかも人格者。
「でも」と私は思った。
いくらかっこよくてもハリウッドの大スターではない。
こんなに出ずっぱりでしかもヒーローチックに最後までいくはずはない。
この映画は見たところサバイバルゲームのようだから
最初の脱落者がたぶん彼・・・・。

 私のこの予測が当たったかどうかは映画を見てのお楽しみ。
しかし、このクルーたちは心身ともに頑強なエリートたちのはずであるのに
けっこう精神的な弱さを丸出しなのである。(真田さん以外)
そりゃ、人間は危機に直面したらそうなるのは当たり前かもしれないが
いくらなんでも、地球を救う任務を負っている人が
こんなにふつーの人であっていいわけはない。

 そんなことを思いながらみていると
突然ゾンビが登場!
SF映画だと思っていたけど
実はホラームービーだったのね~。
なぜ彼(どの彼か?は言わない)が
ゾンビになってしまったのか、
その意味も理由もよくわからないまま
逃げ惑うクルーたちを茫然と眺めているうちに
主人公たちへの感情移入ができなくなってしまった。

 おかげでクライマックスの美しいシーンにも
「感動しなさい」モードのBGMにも
「だから何?」という感じ。
こんな崇高なテーマをこんな風に扱ってしまっていいの?

 唯一の収穫は真田広之の上手な英語を聞けたこと。
もちろん書かれたセリフをしゃべっているだけなのだが
しっかり演技しているし
アクセントもほとんど無い。(夫談)
ラッシュアワー3も出ているようだし
これからもハリウッドで頑張ってほしいものである。
(あ、なんだか映画レビューではなく真田讃歌になってしまったわ。)

by arizonaroom | 2007-12-27 23:48 | 映画&TV&本 | Comments(0)