名所
世界のがっかりについて
あれからいろいろ考えてみた。
ちょっと調べてみたら世界の三大がっかりは
シンガポールのマーライオン、コペンハーゲンの人魚姫、
そしてブリュッセルの小便小僧だそうである。
対して、日本の三大がっかりは
那覇の守礼門、高知の播磨屋橋、札幌の時計台で、
私は世界と日本、両方とも3つのうち2つを見ていることがわかった。
(自分ながらなんて俗っぽいやつだと感心してしまう。)
がっかりする理由はやはりいがいとちんまりしているから。
でも、一番大きな理由はその歴史を知らないからではないだろうか。
前に述べたライン川のローレライ岩には船を沈めてしまうという言い伝えがあるし
小便小僧にもマーライオンにも自由の女神にも
さまざまな人々の思いや歴史があるのだ。
それを知らずして、ちっぽけな銅像に「感激しろ」とはそりゃ無理な話だ。
旅は駆け足で写真に撮りまくるだけでは
意味がない。
ガイドブックの写真と同じであることを確認して「さあ、次!」では
もったいない。
やはりなぜこれがここにあるのかを理解すれば
ローレライもただの岩ではなくなるかもしれないな。
(でも、今写真を見たけど、やっぱりただの岩だ。)
by arizonaroom | 2008-01-15 21:39 | 旅 | Comments(0)